このブログは主に英語に関する記事を取り上げており、その中で英語の学習方法や、オススメの参考書などを紹介してきました。
英語学習に関する記事を書くとき、必ずと言っていいほどオススメしている参考書が、【Duo 3.0】です。
1994年に発売された【Duo】、1997年に発売された【Duo 2.0】の改訂版として発売されたためこのような名称となっており、長い間支持されている英語参考書の一つです。
日本だけでなく、韓国や台湾でも発売されており、ビジネス誌『PRESIDENT』の特集、「最新「英語」の学び方」では、
「最高の英語テキスト・英会話スクール 2018ランキング」のテキスト部門1位に選ばれているほどの人気書なのです。
僕がこの本の存在を知ったのは大学四年生の時で、なんとなく見ていたWEBサイトに掲載されていたからでした。
そのサイトでもオススメ英語参考書として紹介されていて、魅力的に感じた理由は、
- 長年支持されていること。
- TOEICなどの英語試験の対策にもなること
- 使われている英文がネイティブ講師によって精査されていること
ということでした。
特に最後の項目に関して、日常会話習得に向けて自然な英文に触れるということは極めて重要であり、
効率よく英語力を上達させることができると感じて購入に踏み切りました。
その時英単語に関してはある程度知識を持っていたのですが、同義語の使い分けなどは得意ではなく、
どのような状況でどの単語を使えば良いかわからない状態だったので、この本を学習することで克服しようと考えていました。
【Duo 3.0】を使ってできるようになったこと
【Duo 3.0】を使用して、できるようになったことを紹介していきたいと思います。
状況に応じて単語を使い分けられるようになった
先ほど少し触れましたが、それぞれの単語の意味は知っていても、
似たような意味の単語が出てきた場合、使い分けができない状況でした。
この本の例文を学習することにより、使い分けに慣れることができ、
それによって自然な英文の作成力も向上したと感じています。
当時英会話カフェに暇なときに通っていたこともあり、少しでも会話ができる状態にしたいと思い、
単語と例文を学習して会話で使用するように心がけていました。
TOEIC L&Rで700点を突破した
TOEICを受検したのは、【Duo 3.0】を購入してからしばらくたってからですが、それまで僕のスコアは600点に届くか届かないかのレベルでした。
購入してから最初の受検で725点をマークすることができ、停滞気味だったそれまでのスコアを大幅に更新することができました。
TOEIC専用の対策本は購入していなかったのですが、【Duo 3.0】を繰り返し使用することにより、当時の目標スコアを突破することができました。
もちろん使い方もあると思うのですが、この本を中心に学習することで、難なくTOEIC700点台に達することができると思います。
英文記事も少しづつ読めるようになった
単語力を増強すれば、長めの英文や英字新聞を読解する力もついてきます。
当時、Japan Timesなどの難易度が高い英字新聞はまだまだ難しいと感じていましたが、
レアジョブが発行しているDaily News Articleのような英文記事はスラスラと読めるようになりました。
またそこで出会った新たな単語や表現も逐一覚えていくことで読解力も鍛えることができるので、メモをして覚えるように心がけてきました。
学習対象者
とあるブログに「Duoの例文が自分には難しくて、他の単語帳に変えた。」という記述があったのを見たことがありますが、
確かに例文を細かく品詞分解までして見れば、初心者の方にとっては難しいかもしれません。
しかし単語だけなら、レベルに関係なく覚えられると思うので、
最低限be動詞と一般動詞の違いや、三人称単数形とは何かということがわかれば、
全ての英語学習者の方が対象になると思います。
まず1週目は本書の青字で書かれている日本語と英語をセットで覚えることを心がけましょう。
その時に余裕があれば、例文に目を通して見て、まだ難しいなと感じたら、無理に例文を覚えようとしなくても良いと思います。
学習方法
1週目は単語、2週目は+αで例文も覚える
まずは先ほど書いた通り、1週目として本書の青字で書かれている日本語と英語をセットで覚えましょう。
目で見るだけでなく、ちゃんとノートやメモに書いて覚えるようにしましょう。目で追うだけでは覚えられないからです。
1週目をやり終えて、文法や語法に不安があると感じた場合は、【NextStage】で文法と語法を学びましょう。
この本も長く支持されているもので、基本的な文法や語法を学ぶのに最適です。
僕も高校生の時に重宝していました。
Part1-Part6までありますが、
- Part1(文法)
- Part2(語法)
- Part3(イディオム)
までやっておけば良いかなと思います。
NextStageをやったら、またDuo 3.0に戻って、2週目は、1週目で覚えた単語の復習+例文暗記を行いましょう。
例文暗記をオススメする理由は、使用されている例文は、
米国の大学教授含む10数名のネイティヴスピーカーが監修した、実用性が高い英文だからです。
実際に現地の日常会話で使用されることを想定して作られているので、そのまま使うこともできます。
例文を暗記する際は、構文や文法もしっかり意識するようにしましょう。
そのほうが闇雲に例文を暗記するより、腹落ちがしやすく、すんなりと覚えられると思います。
この作業は大変ですが、しっかりやり込めば相当な力がつくので、地道に進めていきましょう。
例文の音読もしてみる
僕は使用したことはないですが、別売りのDuo 3.0のCDもあるので、
ネイティブの発音で例文を聞きたい時や音読をしてみたい時に使用して見ましょう。
音読をすることで、例文を覚えやすくなりますし、
実際の発音の仕方を正確につかむ事ができます。
例文を書きながら、なおかつCDを流して音読する方法もありますが、少し大変だと思うので、
例文をある程度覚えたら、そのあとに一気にCDを聞いて音読するようにすれば思います。
目安は2ヶ月間で2週
あまりだらだらと学習していても、効率は良くないので期間を決めて取り組むようにしましょう。
特に社会人の方は時間の捻出が難しいと思うので、空いた時間に集中的に取り組むことをオススメします。
疲れたと思ったら無理せず休憩を取り入れ、クリアな状態で学習するようにしましょう。
少ない時間でも集中的に取り組めば、必ず効果は現れます。
まとめ
自分がやってきた学習方法も含めて書いてきましたが、Duo 3.0を用いた学習方法はいくらでもあるので、
自分のやりやすい方法があればそちらを優先するようにしてください。
あまりに一つのやり方に固執してしまうと、学習を楽しめなくなってしまうので、
色んな人の方法を参考にしながら取り組むことをオススメします。
今回の場合で言えば、1週目で例文も一緒に覚えたいと思えばそれでも良いですし、
まずは単語を2週して覚えてそのあと例文を覚えたいと思えばそれも正しいやり方だと思います。
ただ、僕が実践した学習方法で望んだ結果は得られたので、この方法で学習される方も、一定の成果を得られる可能性は十分にあります。
Duo 3.0をしっかり学習することで、オンライン英会話スクールのレッスンを受講できるレベルだったり、
英会話カフェに行って基本的な会話をして談笑するレベルに到達する事ができるので、
より一層英語学習を楽しむ事ができると思います。
また、人間はせっかく覚えたことも時間が経てば忘れてしまう生き物なので、
2週、3週したからといって終わりではなく、絶えず復習するということを心がける必要があります。
継続性が何より大事だと言えるかもしれません。
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