僕は現在ITエンジニア(プログラマー)として仕事をしており、コーディングの他に設計書を作成したり、
テスト仕様書を作成して正確に機能するかどうかを確認するためのテストを業務中に行なっております。
特にコーディング中はエラー対応のためにGoogleで情報を参照したりすることがありますが、
エラーはほとんど英語で表示されます。
もちろんGoogle翻訳を活用すればある程度の解読はできますが、その都度調べていては効率は悪くなってしまいます。
エラー対応時に備えて単語を学習しておけば、どのように解決すれば良いかがわかるので、
作業を効率よく進めることができます。
また、海外取引先と仕事をする場合や、同僚に外国人がいる場合もある程度仕事に関する英語を知っていれば円滑にコミュニケーションを取ることができます。
今日はITの現場でよく出る英単語を中心に紹介していこうと思います。
エラー編
特に新人プログラマーやエンジニアの方はコーディング中やシステム対応の際に出る英語のエラーの対処に初めは苦労するのではないでしょうか。
ここでは基本的な頻出英語表現を紹介していこうと思います。
undeclared variable
・宣言されていない変数
変数宣言を行わずに、変数を使用すると表示されます。
エラーにこの英語が出てきたら、変数が宣言されているかどうかを確認しましょう。
invalid
・無効な
これもコーディング中にふさわしくない値を使っている時に現れます。
syntax
・文法、構文
文法や構文が正しくない場合にもエラーが生じ、”stntax error”と表示されます。
セミコロンや()のつけ忘れの場合でも表示されるので、自分が書いたコードを注意深く見てみましょう。
unexpected
・予期しない
これが現れると対処が少々面倒な場合があります。
具体的にどこに不具合があるかわからないことが多いので、
IDEを一度立ち上げ直してビルドするなどの対応をして様子を見る必要があります。
文書・書類編
requirements definition document
・要件定義書
システム開発を行う上ではじめに作成されるのが要件定義書で、開発の目的や効果、プロジェクトの開始時期、
さらにはシステム開発後の運用方針など、成果物を作るための必要な項目をまとめた文書・書類です。
これに基づいて設計書を作成したり、コーディングを行なっていくので、
プロジェクトを円滑に進めるために不可欠なものであるといえます。
design document
・設計書
どのようにコーディングやプログラミングを行うのかを明確化しているのが設計書です。
設計書通りにコーディングを行えばプログラムを作ることができ、
そういう意味でも設計書はいわばデザインを行うようなものだととらえてもらえば良いです。
設計書は一般的に2種類存在し、要件定義に基づいて、システムの外側から見てどのような動きをするのかを明確にするための「基本設計書」と、
基本設計で決定した動作をどのように実現するかを定義した「詳細設計書」があります。
基本設計書はbasic design documentやoutline design document、
詳細設計書はdetailed design document
と表現することができます。
a test specification
・テスト仕様書
テスト仕様書は作成したシステムが意図した通りに動作するかどうかを確認するための手順を示した表を含んだ文書です。
システムにもよりますが、複数のケースに分けて1つのシステムのテストを行うことが多く、時には100個以上のケースに上る事もあります。
1つのシステムの限定的な部分の動作確認テストを単体テスト=unit test、
1つのシステムを動かす1つ1つの機能を総合的に組み合わせて通して動作するかどうかの確認をするために行うのが結合テスト=integration testです。
進捗確認編
on schedule
・スケジュールが予定通り進んでいる状態
開発プロジェクトで気がかりなのがスケジュールかと思います。
“Everything is on schedule.”
(全てスケジュール通りに進んでいます。)
というような使い方ができます。
よく「オンスケ」と”on schedule”を略して使う人を見かけることはないでしょうか。
behind schedule
・スケジュール遅延
反対にプロジェクトに遅れが生じている場合に使われるのが、”behind schedule”です。
TOEICのリーディングパートでも見かけることがあるかもしれません。
“We are behind schedule.”
(進捗が遅れています。)
その他
開発業務だけでなく、業務でパソコンを使用する場合に、覚えておくと良い英単語です。
compress
・圧縮/圧縮する
メールでデータを送信する時に、負荷を抑えるためにファイルやディレクトリを圧縮する作業が頻繁にありますが、圧縮する=compressという風に表現することができます。
extension
・拡張子
ファイル名の後に.htmlや.jpgなどと続く拡張子はextension、またはfile extensionと呼ばれます。
まとめ
業務を行う上でまずは覚えておきたい英語表現を紹介してきました。
エンジニアやプログラマーの仕事を行なっていると、エラーに出くわした際にネットで解決策を探す機会が多くなると思います。
WEB上でプログラミングに関する情報を収集する時、英語で書かれている情報の方が圧倒的多数です。
英語が使えるエンジニアは選択肢も広がるだけでなく、同僚や上司など周りの人々から求められる人材になることができます。
日本のIT業界はまだまだ英語に対して苦手意識を持っているエンジニアやプログラマーが多いので、
早いうちに英語を身につけて、英語×ITスキルで価値のある人材を目指していくことをオススメします。
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