現在では小学生から英語を学ぶカリキュラムが組まれていることが一般的ですが、
現在の20代、30代世代の方は中学生から英語を学び始めたという方がほとんどだと思います。
そしてそれから大学まで進学した場合を考えると、約10年間英語を学ぶことになると思います。
しかしながら多くの時間を英語学習に費やしたのにも関わらず、英語をマスターしたという人や、
流暢に話せるようになったという人はごくわずかなのが現状なのではないでしょうか。
日本人の多くが英語を話せない理由
こんなに時間をかけたのに話せないなんて…と嘆く人もいますが、
ただ単に学校側で英語が流暢になるためのカリキュラムを組んでいないことが原因として挙げられます。
思い返してみても、中学時代にはAssistant English Teacher(AET)と呼ばれる外国人講師の授業が週に数回ほどありましたが、
高校に入学してからは文法、構文理解の授業がメインで英会話の授業は皆無だったと思います。
よって文法や構文の勉強をいくら行なったとしても、話す練習をしていなければ話せないのは至極当たり前のことです。
僕自身も学生時代は全く英語が話せなくて、25歳から英会話の学習を始めたところ、以下のことができるようになりました。
- 会社のスカイプ会議における通訳
- 技術書の翻訳業務
- TOEICでAランク(860点以上)取得
僕の場合は20台中盤からでしたが、もちろんそれ以降の年齢においてもやるべきことを間違えなければ英語を身に着けることは可能で、諦める必要はないと思っています。
今回はアラサーやアラフォーといった、大人からでも英語を身につけることが可能な理由を紹介していきたいと思います。
英語を学ぶ環境が充実している
現在の日本では、インターネット環境がとても充実していて、欲しい情報がいつでも手に入る便利な時代になっています。
これは英語学習にも言えることで、英語に関して有益な情報や、自分が使いたい言い回しもインターネットを使って手に入れることができます。
英語無料Q&Aサイト
例えば、DMM英会話が展開しているサービスにDMM英会話 なんてuKnow?というユーザーからの英語の表現や言い回しの質問に対して、
専門家やネイティブスピーカーなどのプロフェッショナルが回答する無料Q&Aサービスがあります。
これはDMM.comで会員登録をしておけば、自由に質問を行うことができ、また過去に他のユーザーが質問した英語の言い回しを閲覧することができます。
自分が気になった英語表現をインターネットを使用して即座に調べることができるので、それを繰り返していくうちに知識も蓄積されていきます。
覚えた表現を実際の会話で使うことによって自分の中に定着していき、また会話を行うための引き出しが増えて、会話力も高まっていくのです。
インターネットが使える環境さえあれば、いつ何時でも有益な情報にアクセスすることができ、英語力を高めていくことが可能です。
オンライン英会話
以前は英語を含めた語学を身につける方法として真っ先に挙げられるのが、留学をすることでしたが、最近は違います。
日本国内においてもオンライン英会話スクールのレッスンを受講することで、英語を話す環境を積極的に作ることができます。
現在、レアジョブをはじめとするオンライン英会話スクールが一般的になってきており、従来の通学型の英会話スクールをしのぐ勢いです。
オンライン英会話のメリットとしては、
- 基本はマンツーマンのレッスン
- ネット環境があればどこでも受講可能
- 毎日受講しても手頃な価格
という事が挙げられ、僕もセブ島に3ヶ月ほど留学を経験していますが、
それ以前にオンラインレッスンを1日100分受講していたおかげで、現地でも困らないくらいの日常会話はこなせるようになっていました。
僕が英語が話せるようになったのも、オンライン英会話があったからだと言っても過言ではありません。
現在においても毎朝レッスンを受講し、さらなる英語力を目指して日々研鑽しています。
参考までにいくつかオススメのオンライン英会話スクールを紹介します。
レアジョブ英会話
レアジョブ英会話はオンライン英会話スクールの老舗的な存在です。
会員数も圧倒的に多く、どこのスクールに入ろうか迷っている人がいれば、まずはレアジョブを候補に入れれば良いでしょう。
【レアジョブ詳細はコチラ】
hanaso
hanasoはレアジョブと同様に、6:00-24:30までの幅広い時間帯でレッスンを開講しており、講師数は多くはないですが、
一人一人の講師の教えるスキルが高い印象があります。
個人的な意見ですが、どことなくレアジョブに似た雰囲気があるので、この二社を比較して受講を決めても良いでしょう。
【hanaso無料体験レッスンはコチラ】
DMM英会話
DMM英会話はレアジョブと並び、高い知名度を誇っており、テレビCMやWEB広告も多く、名前を聞いたことがあるという方も多いのでは無いでしょうか。
DMM英会話ではフィリピン人講師だけでなく、世界各国120カ国以上の講師を採用しており、その数は6,000人以上に上ります。
また24時間365日レッスン受講が可能であったり、フレキシブルなレッスンスケジュールが受講者の間で人気となっています。
【DMM英会話詳細はコチラ】
オンライン英会話スクールの活用は非常にオススメですが、基本的な英語力がないうちは受講してもあまり効果がないので、
受講前に最低限単語力と文法力をつけておくようにしましょう。
具体的には下記の二冊をやっておくことをオススメします。
英語の試験の目安でいうと、TOEIC600点が取得できれば、基礎はある程度できていると言えます。
余裕があれば、TOEICも受験して実力を測ってみましょう。
ただ、レッスンを地道に受けて改善すべき点を振り返りながら学習を行う必要があるので、
すぐには効果は表れにくいかもしれませんが、続けていけば必ず成果は出ると思います。
頭の良さは関係ない
よく英語や他の語学を話すことができる人を見かけると、
- あの人は頭が良いから英語を話せるんだろうな。
- 東大だからきっと英語も話せるんだろうな。
というように考える人がいますが、語学力と頭の良さは関係ないです。
むしろ東大生においても英語が流暢に話せたり、マスターしている人はほんのわずかで、受験勉強と英会話を習得するための勉強は全く別物であると言えます。
またTOEIC高得点者=英会話もできると考える人もいますが、TOEIC L&R Testはリスニングとリーディングの力を測るテストのため、スピーキング力を測るものではありません。
よって900点を超える人であっても、英会話がほとんどできないという人も珍しくありません。
英会話ができる人は、しっかり基本を押さえて会話の練習をしたからであって、決して良い大学を出たとか、TOEICの点数が高い、というわけではありません。
やった分だけ効果が出る
「語学は幼少の頃からやっておかないと話せるようにならない…。」
これも基本的には間違いで、大人から学習しても話せるようになります。
ただ、話せるようになるとは言ってもネイティブと同等にすべての分野に精通して話せるようになるかと言えば、それは確かに難しいです。
「CEFR」の基準でC2レベルがネイティブと同等のレベルと言われていますが、ここに到達するのは非常に困難かと思います。
ただ、そのレベルに達していなくても、日常会話をしたり、英語を使って仕事をすることは可能です。
ちなみに「CEFR」の基準は以下のようになっています。
参照:ブリティッシュ・カウンシル(ヨーロッパ言語共通参照枠)
ノンネイティブとしてはC1レベルに到達することができれば十分すぎるほどで、B2レベルでも大学院で講義を受講したり、
英語を使ってグローバルに仕事を行うのには適しているレベルです。
B2レベルに達するのは、大人になってからも到達可能で、英語を学習した分だけそのレベルに近づくことができるのです。
まとめ
この記事のタイトルは、「アラサーからでも英語は身につけられる理由」となっていますが、アラフォーでもアラフィフでも英語を身につけられるということが結論です。
目指すレベルにも関係しますが、ネイティブ同等レベルではなくても、
欧米の大学院で講義を受けられるレベルや英語を使って仕事ができるレベルであれば、年齢に関係なく到達することができます。
もちろんそれには日々の積み重ねが必要不可欠ではありますが、不可能なことではなく、誰にとってもチャンスがあることだと思います。
今英語学習を始めるか悩んでいる方は、これを読んだらすぐに小さな一歩でも良いので、
単語を覚える、英会話レッスンを受講するなど、何かアクションを起こしてみましょう。
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