これまで英語学習においてオススメな勉強方法や参考書を紹介してきました。
ふと振り返ってみると自分自身様々な教材を使用して、発展途上ではあるものの、なんとか英語を身に付ける事が出来ました。
学習を続けていくうちに、試行錯誤を何度も繰り返してここはああすれば良かったなとか、やらなければ良かったなと思ったこともあります。
英語関係のブログを書いてはいますが、無駄とは言わないまでも、遠回りになるようなこともやっていたのも事実です。
皆さんに効率よく学習を進めて英語を習得してもらうために、英語学習でやって後悔したこと、やらなくてよかったことを取り上げていこうと思います。
聞き流し教材
これは大学1年生の頃にやっていましたが、効果は0でした。
聞き流しで語学を習得できるのは、小さな子供までで、10代以降は自発的に学習に取り組んで習得するしかないのです。
当時はそれに気づく事ができず、時間とお金を浪費してしまいました。
高額な授業料ではありましたが、楽して高い効果を期待することはできないということと、その後に地道に努力を続けることによって、自分自身の糧になるということを学ぶきっかけにはなりました。
最近はCMや広告で宣伝されることも少なくなった「聞き流し」系教材ですが、購入を考えている方は考えを改めることをオススメします。
わからない単語や表現はいくら聞き流したとしても永遠にわからないままで、会話も上達するはずがないのです。
語学の学習において、受動的に行っていては望んだ効果を得ることは難しいです。
しっかり手を動かすなり、発音するなりして能動的に学習することが最も必要とされます。
自分一人で行える学習としてあげられるのはシャドーイングです。
シャドーイングはリスニング力だけでなく、リーディング力やスピーキング力も向上させられる学習法で、ノンネイティブの人は継続してやるべきだと思います。


もちろんシャドーイングだけやれば良いというわけではありませんが、英語力を向上させるための重要な要素で、いわば筋トレの様なものだと認識していただければ良いと思います。
「聞き流し」に頼るのは今すぐやめてシャドーイングを始めて見ることをオススメします。
難しい単語の暗記
後々TOEICに役に立つこともあったので、一概に後悔しているとは言えませんが、そこまで力を入れてやるべきことでもなかったかなと思っています。
特に日常会話やビジネシーンで英語を使いたい場合は、重箱の隅をつつく様な単語や表現を覚えるよりも、頻出のものを覚えて定着させていくべきだと思います。
ネイティブでも年に一回使うか使わないかといった単語や表現、文法を覚えることは必ずしも無駄とは言いませんが、使える場面が極端に少ないので、気が向いたら目を通す程度で良いでしょう。
僕も以前、あまり日常会話で使われない様な表現を実際のネイティブとの会話で使ったところ、「不自然でぎこちない。」と指摘されました。
そしてシンプルで誰にとってもわかりやすい表現を使った方が良いとアドバイスももらいました。
確かに難しいことを覚えて披露したくなるという気持ちはわかります。
ですが実用性からかけ離れていることであれば、優先度を高めてやることもないかと思います。
地道な努力は必要ですが、その中でも優先度を決めて効率よく学習する様にした方が良いでしょう。
テクニックに頼った学習方法
特にTOEIC対策でリスニングやリーディングを学習するときに、注目されることがあるのが何かしらのテクニックを使って対策を講じようとすることです。
確かに一時的には点数に結びつくことはあるかもしれませんが、本当のリスニング力や英文読解力を身に付けることは難しいです。
一時的に点数を取得することに躍起になるよりも、地道に単語や文法を学習したり、シャドーイングを行っていく方が長い目で見れば確実に自分の財産になります。
手を出したくなる気持ちをぐっと我慢して、長く使える英語力を身に付けることに焦点を起きましょう。
まとめ
今回は違う視点で英語学習に焦点を当てて、これまでやってきた英語学習の中でやらなくてよかったと思う学習事例について紹介してきました。
特に「聞き流し」と「テクニックに頼った学習方法」はついつい惹かれがちですが、聞こえだけで中身は薄いものです。
忙しかったり、他にもやるべきことがあったりすると基本を疎かにしてしまうかもしれませんが、王道を通るのが結局は近道だと思います。
しっかりインプットしてそれをアウトプットする。
それを繰り返すことによって語学は上達していきます。
meetupのイベントに参加して外国人と会話の練習をしたり、オンライン英会話スクールのレッスンを受講することも効果的なアウトプットの手段です。


長い目で英語学習の計画を立てて、将来の自分を想像しながら努力を続けていきましょう。
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