英語を話せるようになりたいなら一日中、英語が飛び交うような英語漬け環境に身を置いた方が良い。
そんな意見を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
海外留学中や仕事に海外に駐在している場合であれば、このような環境に身を置きやすいかもしれませんが、
日本で生活している場合だと難しいと思われるかもしれません。
特に平日、英語を話す機会がない仕事をしている場合だと、
1日の1/3以上を仕事に費やすことが多いと思うので、そういった時間を捻出するのは難しいですよね。
そういった場合には、まずは休日だけでも良いので英語漬けにできる環境を作ってみましょう。
ただざっくりとした大まかな内容なので、参考程度にして頂ければと思います。
それぞれ朝、昼、晩に区切って紹介していきます。
朝(8:00-12:00)
休日の朝8:00に起床することを前提に進めていきます。
あまりに朝早く起きすぎると、負担になってしまう可能性があるので、始まりはこのくらいの時間に設定します。
また時間も分単位のようなきっちりした時間ではなく、大まかに書いていくことにするので、
疲れたら15分間休憩するとか、それぞれのペースで進めるようにしましょう。
リスニング/8:00-8:45
まずは歯磨きや、身の回りの支度などを行う時間を使っていきましょう。朝食の時間も含めていきます。
CNNやTED Talks、洋楽など、なんでも良いので、自分が好きな音声を聞く時間に当てましょう。
ながら学習のようなイメージで行えば良いです。
朝食を食べながら、ゆったりとニュースや音楽を聴いて、徐々に脳を目覚めさせていきましょう。
単語・イディオム学習/9:00-9:45
身の回りの準備が済んだら、学習モードに入っていきます。
この時間を使って単語やイディオム、文法を学習していくことにします。
自分が現在所有している教材があればそれを利用すれば良いです。
なければ以下の教材を購入して学習していくことをお勧めします。
この時間で新たな単語を覚えたり、これまで覚えた単語やイディオムの復習を行いましょう。
まだ午前中なので、頭にも比較的入っていきやすいかと思います。
シャドーイング/9:45-10:00
この15分はシャドーイングを行う時間にします。
1時間集中して行うことができれば良いですが、疲れる作業なので15分に設定しました。
これも目安なので、その時の調子に応じて15分や10分にしても良いです。

TED Talks もシャドーイング教材としてよく使われているので、慣れてきたら挑戦してみましょう。
過去の記事でオススメのTED Talksの動画を紹介しています。
5分程度の長さで比較的行いやすいものを選んでいますが、やはり初めは少し難しく感じるかもしれないので、地道にやっていくことが大切です。

オンライン英会話/10:00-10:25
シャドーイングで頭の中を英語モードにしたら、オンライン英会話のレッスンを受講しましょう。
オンライン英会話に会員登録していない場合は、
無料体験レッスンを受講できるスクールも多いので、とりあえず登録してみることをオススメします。
オススメは以下のスクールです。
各スクールにそれぞれの特徴があるので、いろいろ試してみても面白いと思います。

各スクールをはしごすると、10回ほど無料体験レッスンを受講することができるので、
時間があるときに順番に受けていくというやり方も良いでしょう。
スクール独自の教材を使ったり、フリーカンバーセイションを行ってアウトプットに励んでみることをオススメします。
英字新聞読解/10:30-11:30
ネット上で無料で読める英字新聞が増えてきています。
Japan Timesなどを利用しても良いですが、まだ難しいと感じる場合には、レアジョブが毎日発行しているDaily News Articleをお勧めします。
オススメの理由としては、
- 無料で読む事ができる
- ほどよい分量になっている
- 世界中のあらゆるトピックを扱っている
といったことなどが挙げられます。
以前このブログでも紹介しているので、参考にして頂ければと思います。

文中に知らない単語や表現があれば、その都度覚えるようにして、語彙力向上を目指しましょう。
また、単語カードを用意してそこに書き込んで隙間時間に復習する、というやり方でも良いでしょう。
Daily News Articleは過去の記事も読めるようになっているので、
カテゴリ別に探してみて、気になる記事があれば積極的に読んでいくことをオススメします。
昼(12:00-17:00)
ここからは第二部に入ります。
午前中の疲れもあるかもしれませんが、ある時間はリスニングを、またある時間はスピーキングを、というようにペースを調整してバランスよく英語に触れていきましょう。
リスニング/12:00-13:00
この1時間は多くの人が昼食の時間に当てることになると思いますが、ここでも午前中行ったような「ながらリスニング」を行いましょう。
昼食を食べながら脳を休めつつ、耳は英語に触れておいて、午後に備えておきます。
シャドーイング/13:00-13:30
再び30分間でシャドーイングを行います。
午前中行った内容の復習として、できなかった箇所をできるようにしていきましょう。
ここでも無理をせずに短時間で切り上げるようにします。
もし使っているシャドーイング教材のレベルが高くてなかなかできないという場合には、こちらの教材をオススメします。
タイトルにあるようにおよそ3週間で本書の内容をシャドーイングできるような構成になっており、入門書として効果的な学習を行うことができます。
シャドーイング教材選びに悩んでいる方はぜひ使ってみることをオススメします。
単語・イディオム学習/14:00-15:00
少し休憩を挟んで再び単語・イディオム学習を行います。
午前中に新たに単語を覚えた場合は、この時間を使って忘れていないかチェックしてみても良いでしょう。
単語・イディオム暗記の秘訣は短時間で繰り返し紙に書いて覚えることです。
英会話カフェ/16:00-17:00
これまで主に単語暗記やシャドーイングなど、一人での学習に費やしてきましたが、こればっかりだと息が詰まってくると思います。
夕方からは外に出て、英語をアウトプットする時間にしましょう。
最近は英会話カフェが増えてきているので、そこで会話の練習をしてみるのも良いでしょう。
場合によっては外国人スタッフと1対1であったり、外国人スタッフ1人に対して日本人客複数人で会話を楽しむことができたりと、様々な形があります。
1時間1ドリンク制といったようなシステムを導入しているところも多いので、リラックスしながら会話を楽しみましょう。
夜(18:00-23:00)
夜もアウトプットに重点をおいていきます。
朝昼と学習をしてきているので、疲れもあると思いますが、楽しみながら英語を使うというスタンスでいきましょう。
meetup/18:00-21:00
夜からはmeetupなどの国際交流イベントに参加してみましょう。
週末は地域にもよりますが、多くのイベントが開催されるので、外国人をはじめとして色々な人と交流することができます。

BarやPubで開催されるイベントはアルコールも提供されるので、一日の疲れも取りながらフランクに楽しむことができます。
フランクな雰囲気で話される英語は、普段あまり聞かないスラングも含まれていることもあるので、難しく感じるかもしれません。
必ずしもスラングを覚えなければいけないというわけではありませんが、
実際にネイティブがどのような英語を話すのか知ることができ、そしてこういった生きた英語に触れる機会も時として必要だと思います。
リスニング/22:00-23:00
イベントからの帰宅途中に再び「ながらリスニング」を行います。
アルコール飲料を飲んでいる場合は、脳の働きも鈍くなってきていると思うので、
ここでも耳を英語に慣れさせる目的でリラックスした状態で聞きましょう。
いわゆる「聞き流し」になりますが、気休め程度に捉えて帰宅するまで何らかの音源を聞いておけば良いです。
まとめ
休みが一日あると仮定して、ほぼ一日中英語に触れることのできる一例を紹介してみました。
本当にざっくりとしたプランです。
特に地域によって英語カフェやイベントがあったりなかったりするので、参考程度に見て頂きたいと思います。
英語を上達させるに必要なのはできるだけ英語に浸る時間を作ることです。
もちろん闇雲に英語を聞き流すことだけを行なっていては効果は薄いですが、例えば家事を行なっている時や、
食事をしている時などのスキマ時間に少しでも英語に触れる目的として洋楽を聴いたり、ニュースを聞いたりするのはありだと思います。
電車に乗っている時に記事を読んだり、単語を覚えたりすることを5分10分でも良いので、続けていけば実力が着実についていきます。
道のりは長いですが、こうした努力は裏切らないので、少しずつでもやっていきましょう。
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