英語を習得するにあたって、英単語の暗記は避けて通ることはできません。
日本語でも漢字を覚える必要があるように、英語においても単語がベースになります。
「1日5分聞くだけでOK」というような英語商材が世の中に出回っていますが、英語習得はラクに行えるものではありません。
以前僕も聞き流し系の教材に手を出した事がありましたが、効果はほぼありませんでした。

広告等を目にすると魅力的に映るかもしれませんが、購入することはオススメしません。
費用もバカにならず、多くの人が思い描く英語がペラペラになる状態になるのは、かなり難しいでしょう。
時間はかかっても単語を暗記したり、シャドーイングを行ったりといった、地道な努力が結局は近道となります。

しかしながら単語の暗記が重要ということは理解しているけれど、意外と覚えるのが大変で続けられないという人も多いのも事実です。
今日は無理のない単語学習方法やオススメの単語帳を紹介していこうと思います。
鉄則は書いて覚えること
まずはノートとペンを用意しましょう。単語を覚えるためにはひたすら手を動かす事が不可欠となります。
これを見て、がっかりした方もいるかと思います。
しかしこれをやらなければ、単語は覚えることはできませんし、ましてや英語を話せるようにならないのも事実です。
これが唯一の方法で、最良の方法であると言っても過言ではありません。
耳で聞くだけでは記憶に残らない
書かなくても聞いていれば覚える事ができるのでは?と思われる方もいるかもしれませんが、それだけでは不十分です。
人は取得する情報の約9割は視覚からと言われています。
目で見て認識→見たことを書き留める
というサイクルが情報を脳に定着させるために必要です。
もちろん耳で聞いて情報を得ることも大切ですが、視覚からの情報がベースになって、聴覚からの情報が役に立っていくと思われます。
まずはとにかく目で見て、書くという手を動かす作業を徹底的に行っていきましょう。
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一気に覚える必要はない
気合いを入れすぎて、「今日は5時間単語を覚えよう。」というやり方をしてしまうと、辛くなる可能性が高いです。
根を詰めすぎて学習を行うと、長続きせず、三日坊主になってしまう可能性が極めて高いので、1日10単語というように、無理のない範囲で始めていく事が大切です。
10単語を3回に分けて覚えていく
一度覚えたとしても、人は忘れていく生き物です。
また、覚えたと自分では思っていても、数日後にはほとんど抜けてしまっているということもよくあることです。
一度で全て覚えようとせずに、複数回に分けて取り組んでいくと記憶には残りやすいと思われます。
実際に僕が高校時代に単語を暗記する際に取り入れた学習法で、
- 1回目の学習
- 翌日に2回目の学習
- 3日後に3回目の学習
というようなサイクルで学習すると頭の中に残りやすいと思うので、反復学習を心がけていきましょう。
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単語帳は一冊をやり通すようにする
本屋の参考書コーナーに数多くの英単語帳が並んでいると思うので、気に入った単語帳を一冊購入して、それを地道に学習していきましょう。
一冊購入したら、それをやり通すと決めて、他の単語帳に目移りしないようにする事が大切です。
単語帳に限らず、複数の教材やテキストを購入する事で、それ自体が目的になって変な満足感が出てしまい、学習をしなくなる恐れがあるので、むやみやたらに色々な教材に手を出すことはオススメしません。
単語帳も3冊を1回ずつより、1冊を3回やった方が効果的です。
機械的に覚えるのが得意な場合
僕はこのタイプでした。単語が1ページにぎっしり並んでいて、それを覚える作業に関してはやっていけば当然疲れることはあるものの、特に苦痛に感じることはありませんでした。
黙々と暗記する作業が得意な人、苦にならない人にオススメなのが「ターゲット1900」です。
タイトルにある通り、1900個の英単語が網羅されています。
高校生の時に1900個目まで一応制覇しましたが、今となっては当然忘れている単語もあります。
1501〜1900までは難関大学の入試対策向けの単語なので、馴染みのない単語も多く、まずは1500個をマスターすることをオススメします。
平日の帰宅後や土日、時には通学時間を利用して黙々と暗記していました。
- 1回目の学習
- 翌日に2回目の学習
- 3日後に3回目の学習
を目標に地道に取り組んでいきましょう。
ターゲット1900の他に、こちらの「システム英単語」も学校内では使用している人が多かったです。
ターゲット1900とシステム英単語は人気を二部しており、だいたいどちらかの単語帳を使っている人が多い印象でした。
僕は「ターゲット1900」派でしたが、友達の中にはターゲット1900が勉強しにくいと感じたため、こちらのシステム英単語にシフトした人もいて、それぞれに合う、合わないがあると思います。
本屋で流し読みをして、気に入った方を購入することをオススメします。
楽しく覚えていきたい場合
漫画のような感覚で単語学習を行いたい方にはこちらがおすすめです。
表紙はいわゆる萌え系…ですが、内容は優れているという評判の良い単語帳です。
僕はチラ見程度でこの単語帳でしっかりと学習した経験はないのですが、使用していた友達によれば、二次元のイラストや単語帳自体が物語のように構成されているということもあり、楽しみながら単語を覚えていく事ができると話していました。
この単語帳を使用する場合は、まずは漫画を読むような感覚で読んでみて、その後書いて単語を覚えていくというスタイルが効果的かなと思います。
表紙のイラストだけで決めつけるのではなく、実際に購入して取り組んでみると、意外とフィットするかもしれませんね(笑)
通勤・通学も活用する
一通り書いて単語を覚えたら、通勤、通学の時間を使って単語帳の復習を行いましょう。
バスや電車の中だと書くことは大変だと思うので、ここでは目を通すくらいで良いです。
書いてある程度覚えた後であれば、軽く目を通したり、CDを聞いてみることで効果は増していきます。
記憶力を高める方法
有益な情報があれば、すぐ試してみたいものですよね。
かといって記憶力や集中力を高めることだけに取り組んでいても、肝心の覚えるための努力をしなければ、無駄になってしまいます。
この辺りはサプリメント的な役割を果たす情報なので、基本的なことを行なった上で取り組むようにしましょう。
カレーを食べる
あまり知られていませんが、カレーにはIQを向上させる働きがある/span>と言われています。
脳科学者の茂木健一郎氏がとあるフォーラムで発表した内容を以下のリンクより確認する事ができます。

カレーを食べることにより、脳の血流が向上し、集中力・やる気を司る部位が活性化すると言われています。
その結果、知能指数(IQ)がおよそ7ポイントもアップし、記憶力向上にも効果があるようです。
記事によれば食べた直後でも効果があるようで、集中して学習に取り組む前にぜひ取り入れてみることをオススメします。
ちなみに僕もTOEICの受験直前に集中力を高める目的でカレーを食べる事が多く、少しでもアドバンテージを得られるような状態で臨んでいます。

オリーブオイルを摂取する
これも食べ物に関する話ですが、オリーブオイルを摂取することによって、大脳の「海馬」と呼ばれる部位が刺激され、記憶力が高まるようです。
これはオリーブオイルに含まれる、「オレオイルエタノールアミド」と呼ばれる成分の働きが関わっているようです。
サラダでもよくドレッシングとして使用されていることも多いので、比較的容易に摂取する事ができると思います。
また直接摂取することも効果的で、毎日小さじ1杯分取ることで早ければ2週間ほどで効果が現れるようです。

短期間で記憶力を高めたい方は一度試してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
どうにかして楽に英単語を覚えたい!と考えがちですが、基本的には努力を要します。
しかし、だからと言って寝る間を惜しんで学習することや、1日に10時間も15時間も勉強に費やす必要はありません。
また睡眠時間も記憶力や集中力にかなり影響を及ぼすので、理想を言えば1日8時間は睡眠時間を確保するようにした方が良いです。
1日10分を毎日続けていくことも努力が必要なことなので、無理なく続けられることを念頭に置いて、学んでいきましょう。
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