- 昇進条件をクリアするためにTOEIC860点を目指したい。
- TOEIC860点取れば大学の単位がもらえる。
このような話を聞いた事がある方もいるのではないでしょうか。
実際に単位取得や昇進条件、応募条件を満たすために、TOEIC860点取得を目指して勉強に励んでいる方もたくさんいらっしゃいます。
僕は2019年4月実施のTOEIC L&R Testで865点をマークして、一つの目標にしていた【TOEIC860点超え】を達成することができました。
上記の理由を含めてTOEIC860点を1つの区切りとして見ていたので、達成できてホッとしています。
860点を取得した時の点数内訳は、
- リスニング435点
- リーディング430点
と、両パートバランスよく点数を稼ぐことができました。
これまで受験してきた中でのベストスコアですが、このTOEIC860点というスコアで仕事やプライベートでどのくらいのことが英語でこなせるかを取り上げるとともに、TOEIC860点取得後の英語学習方法についても触れていきたいと思います。
公式サイトが公表しているTOEIC860点のレベル
下の表はTOEICを運営するIIBC(一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会)が発表しているTOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表です。
参照:IIBC|一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表
僕のスコアは865点なので、この表でいうAランク(TOEIC860点以上)に入りますが、そのレベルは、以下のように定義されています。
Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。
自己の経験の範囲内では、専門外の分野の話題に対しても十分な理解とふさわしい表現ができる。 Native Speaker の域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・構文のいずれをも正確に把 握し、流暢に駆使する力を持っている。
とありますが、これは誇張されていると感じるのが正直なところです。
実際の僕の英語レベルは、
- スラングがなければおおよその日常会話は可能
- 日常会話で使用する表現に硬さが時折みられる
- 常に適切な表現や文法を使えるわけではない
- 会議や電話応対など、ある程度ビジネスでも英語を使用することができる
- ネイティブ同士の早い会話に割って入ることはできない
- 洋画にもよるが、字幕なしで5割理解できれば上出来
といった感じで、TOEIC860点レベルだとネイティブレベルには程遠く、専門外の分野の会話も十分とは言えない状況です。
もちろん個人差があり、TOEIC860点周辺のスコアを取得している人であっても、ネイティブ並に英語ができるという人も存在します。
しかし、その逆のパターンで900点を超えている場合であっても、基本的な挨拶程度の会話しかできないという人が存在するのも事実です。
よってスコア上ではAランクに入っているとは言えども、まだまだ伸び代があるということがわかります。
仮に満点の990点を取得できたとしても、ノンネイティブで有る限り、上記のような状況は続いていると思います。
一般的なTOEIC860点取得者に対するイメージ
英語に対してあまり詳しく無い人であっても、TOEICは知っている、聞いたことがあるというパターンがほとんどなのでは無いでしょうか。
そのくらいTOEICの知名度は日本で浸透しています。
そうした中で、英語に関して詳しく無い人がTOEIC860点前後の人に対するイメージは、
- 英語がペラペラでネイティブ並み
- 洋画も字幕なしで視聴可能
などが挙げられると思います。
僕自身会社で、「○○君はTOEIC860点超えてるから、洋画も全部理解できるんだよね?」というようなことを聞かれ、否定したことがありました。
イメージと実際のレベルが大きく剥離していることがわかります。
860点レベルからもまだまだ伸びる
このようにTOEICはあくまで試験であって、実際の英語レベルとは異なることも多々あります。
よってTOEIC860点だから820点の人より全ての面で優っているというようなことはなく、そこまで英語レベル差がないということがほとんどです。
ランクや点数は一つの目安として捉え、そこに到達してからも英語力を磨くということが何より重要となるのは明白です。
オンライン英会話で会話力を磨く
TOEIC800点前後を取得できているのであれば、単語や文法などの土台はしっかりできていると言って良いと思います。
あと知らない表現や単語に出会ったら、その都度覚えていきそれらをアウトプットすることが必要です。
そこでTOEIC860点を取得できたら次のステップとしてオンライン英会話スクールのレッスンを活用する事が一つの鍵になっていきます。
近頃はそれまでの通学方英会話スクールにとって代わる勢いのオンライン英会話スクールですが、パソコンやスマホ、Skype、インターネット回線さえあれば手軽にレッスンを受講することができます。
数あるオンライン英会話スクールの中で僕が実際にレッスンを受けたことのある、オススメのスクールを紹介していきます。
レアジョブ
オンライン英会話スクールの中で老舗的な存在がレアジョブ英会話です。
高等教育を受けた発音も綺麗なフィリピン人講師が採用されており、アメリカ資本会社のコールセンターで働いていた経歴を持つ講師などバックグランドも様々です。
英語がほとんど話せなかった時から受講しているスクールで、現在も毎日受講しています。
日常英会話からビジネス英会話で幅広くレッスンを提供しており、教材も豊富です。
またカウンセリング制度もあり、カウンセラーが目標やレベルに沿った学習プランを提示してくれるので、無理なくレッスンを継続していく事ができます。
老舗ということもあり、どこのスクールが良いかわからない、という場合はまずはレアジョブを候補に入れることをオススメします。
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ネイティブキャンプ
ネイティブキャンプは通常の4倍速で英語を習得できる学習法【カランメソッド】を主軸にレッスンを展開しており、瞬時に英語を話す能力を鍛えることができます。
そして他のオンライン英会話スクールと異なる点は、予約なしですぐレッスンを開始できるという点です。
やりたい時にやるというスタンスは、モチベーション維持するためにも効果的であると言えます。
この他、ネイティブキャンプでは独自の通話システムを導入してクオリティの高い通信状況を維持しているので、レッスン中の通信トラブルに遭遇することもほとんどありません。
また会員登録後は7日間無料でどれだけでもレッスン受講が可能で、無料体験だけでも集中的にレッスン受講ができるのも魅力的です。
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hanaso
hanasoも、レアジョブと同じようにフィリピン人講師を採用しており、一人ひとりの講師の質が高いということも魅力的です。
hanasoは体験レッスンのみですが、講師のレッスンに対する熱意やレッスン後のフィードバックも素晴らしいと感じました。
個人的にレアジョブに似た雰囲気があると思うので、レアジョブ会員の方にも体験レッスンを受講してもらうのも良いと思います。
レッスン開講時間も早朝から深夜まで(6:00-24:30)と幅広く、忙しい人でも時間を見つけてレッスンを受講しやすいと思います。
【hanaso詳細はコチラ】
Eigox(エイゴックス)
エイゴックスはネイティブ講師、フィリピン人講師、日本人講師のレッスンを受講することができるオンライン英会話スクールです。
講師の国籍によって料金プランの違いはあるものの、ネイティブの講師のレッスンにも興味があると言う方や初めのうちは日本人講師のレッスンを受講する方が安心できるという方には是非オススメです。
また24時間いつでもレッスン受講が可能な点も受講者にとってはありがたいポイントかと思います。
事前にこれまでの講師の評価を確認してレッスン予約を行うことができるため、受講生から評判の良い講師のレッスンを受講しやすくなることも魅力の一つです。
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DMM英会話
最も有名なオンライン英会話スクールと言われているのがDMM英会話です。
テレビCMやWEB広告も多く、名前を聞いたことがあるという方も多いのでは無いでしょうか。
DMM英会話においては、世界各国120カ国以上の講師を採用しており、その数は6,000人以上に上ります。
色々な国籍の講師のレッスンを受講することによって、英語力を伸ばすだけでなく、その国の文化的背景も知ることができるのもレッスンの楽しさを助長するでしょう。
またEigoxと同じように24時間365日レッスン受講が可能であったり、キャンペーン中に無料体験レッスンの受講可能回数を増やしたりと、サービス面においても優れているのが特徴です。
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Bizmates
ある程度日常会話力が高まってきたらビジネス英会話にシフトしてみるのも良いでしょう。
ビジネス英会話特化型のスクールでイチオシなのがBizmates(ビズメイツ)です。
僕は体験レッスンを受講したことがあるのですが、談笑するシーンもありながらキビキビとしたレッスンで、進行形で英語力を鍛えられている感覚を味わうことができます。
体験レッスン中にレベルチェックテストも受講することになりますが、判定が厳しく、英語力に自信がある人でも伸び代を見つけられるレッスンになると思います。
受講生には外資系社員も多く、ビジネスパーソン御用達のオンライン英会話スクールであると言えます。
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こうしたオンライン英会話スクールのレッスンを受講することは、日常的に英語を話す環境を作るのに最適で、しっかり続けていけば、かなりの英語力アップも期待できます。
TED Talksを視聴する
TED Talksは無料でこれまで公開されたプレゼンテーションを閲覧することができます。
また、それぞれのプレゼンテーションに英語・日本語のスクリプトも存在するため、あらゆる方法で英語を学習することができます。
ネイティブスピードで話されているプレゼンテーションも多いため、TOEIC860点以上を取得している人であっても、かなり手応えがあると感じると思います。
リスニング力をより一層鍛えるためにも活用することをオススメします。
洋画を視聴する
TOEICのリスニングパートで400点以上取得できている場合は、洋画を視聴してリスニング力を鍛えたり、さらに語彙や表現力を増やしても良いでしょう。
YOUTUBEなどを利用するのが一般的かと思いますが、TVFULLというサイトに会員登録をすると、様々な海外ドラマの無料視聴がシリーズごとに可能になります。
海外サイトなのでサイト内の情報は英語で書かれていますが、複雑な部分はほぼ無いので、会員登録やドラマの検索は簡単に行うことができると思います。
正直洋画はTOEIC860点前後のレベルだと、完全に理解するのはかなり厳しいと思うので、必要に応じて字幕を付けながら、内容の確認を行うことをオススメします。
まとめ
今回はTOEIC860点前後のスコアを保持する場合のおおよその英語力について紹介してきました。
TOEIC860点はTOEICという枠の中ではAランクに属し、990点まで残り100点少々ですが、実用性を考えた場合、まだまだ伸び代があるということがわかると思います。
点数に縛られることなく英語を積極的に使用し、インプットとアウトプットを繰り返して、引き続き英語力を高めていきましょう。
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