日本における公共交通機関などの交通網の発達は素晴らしいものですが、海外に行くと勝手が違い、手惑うことも多いかと思います。
フィリピン・セブ島においても交通手段も少なく、ジプニーやタクシーを利用するのが一般的ですが、車内での置き引きやドライバーによるぼったくりが発生することもあり、安心して乗車するのが難しいのも事実です。
そこでオススメなのがGrabです。
今回はこのGrabについて取り上げていきます。
Grabとは
Grabとは、フィリピンやマレーシアといった東南アジアで展開されている配車サービスで、スマホアプリとして利用する事ができます。
同様の配車サービスではUberが思い浮かびますが、Grabも東南アジアにおいては圧倒的なシェアを誇っています。
僕がセブ島に留学していた頃から重宝しており、その後2020年2月に再びセブ島に訪れた際も活用していました、
Grabをオススメする理由は、
- ドライバーの身元を把握することができる。
- 目的地までのおおよその運賃を乗車前に確認できる。
という2つの点があるからです。
Grabの利用者は乗車後にドライバーの態度や運転技術をアプリを通して評価することができるため、ドライバーは自分の評価を落とすような行動をとることはほとんどありません。
また目的地までのおおよその金額も事前にわかるため、流しのタクシーにありがちなぼったくり行為もまずないと思って良いでしょう。
セブ島に留学や旅行で訪れる予定の方はぜひ事前にGrabアプリをダウンロードしておくことをオススメします。
ダウンロード・ログイン方法
まずはGrabアプリをダウンロードします。
もちろんAndroid用、iPhone用共に存在するので、自分の使用端末に応じてダウンロードしましょう。
※ダウンロード・インストールは日本で行っておく方が無難です。
ログインを行うときに携帯電話番号の入力が求められ、完了したらSMSメッセージでPINコードを受信します。
それを画面に入力して認証を行うことになるので、国内回線でないとスムーズにいかない可能性があるからです。
ダウンロードすると、まずは位置情報利用の許可を問うメッセージが表示されるので、【許可】をクリックします。
タクシー配車時に位置情報が必要なので、必ず許可するようにしましょう。
続いて下記のような画面が表示されます。
ログイン方法は
- 電話番号
- FaceBookアカウント
- Googleアカウント
の3つのうちいずれかで行うことができます。
今回はFaceBookアカウントによるログイン方法を紹介しますが、FaceBookアカウントもしくはGoogleアカウントを使用しても、電話番号を聞かれることになると思うので、電話番号ログインが早いかもしれません。
ここからスクショに一部不足があり、少し曖昧な記憶になってしまいますが、↑の画面が表示される前にFaceBookのパスワードが必要になる場合があるので、覚えておきましょう。
ログインすると、前述した通り、電話番号の入力を求められます。
入力するとSMSメッセージでPINコードが送られてくるので、それをGrab画面に入力します。
認証されれば、ホーム画面を表示させることができます。
Googleアカウント認証の場合もおおよその操作は同じです。
手順にもあった通り、電話番号入力やFaceBookパスワード入力、PINコード入力など、認証が複数回要求されるので、出国前にしっかり確認しながらログインをあらかじめ行うことをオススメします。
タクシーを呼びたいときには、車のマークの【Car】をクリックします。
実際の使用方法
【Car】をクリックすると、位置情報機能で自分の今の居場所(出発点)を認識します。
僕はこのとき【Human Heart Nature】というオーガニックブランドのお店にいたので、そこが表示されています。
もちろん位置情報だけでなく、任意で出発地点を選択することもできます。
次は行き先を指定しますが、I’m going to…と書かれている箇所に行き先を入力します。
全て入力しなくても、予測変換で行き先を指定することができます。
この時は宿泊先の【WaterFront Hotel & Casino Cebu City】に戻りたかったので、Water..まで入力すると、予測変換で表示することができました。
入力を終えると、
- 出発地から目的地までの経路
- おおよその運賃
- 所要時間
が表示されます。
【Grab taxi】と【Grab Car】の2種類がありますが、今回は【Grab Taxi】を選択しました。
選択したら【Book Grab Taxi】ボタンをクリックします。
タクシー配車の手続きを行い始めます。
もしキャンセルしたい場合は、右下の緑色の時計が消費される前に【Cancel】ボタンをクリックします。
※この後でもキャンセルはできますが、何度も繰り返すとドライバーからのあなたへの評価が下がるので、できるだけキャンセルすることは避けましょう。
今後のGrab利用にも影響が出る可能性があります。
近隣にいるタクシードライバーを探します。
タクシードライバーにも入力された情報(出発地と目的地)が提供されるので、ドライバーが条件を受け入れることによってマッチングするシステムです。
ドライバーが見つかりました。
- おおよその到着時間
- ナンバープレート
- これまでのユーザーからの評価
が表示されています。
出発地に立っていればドライバーが見つけてくれることが多いですが、こちら側もナンバープレートの番号を確認しておくこと見つけやすくなります。
評価は5点満点中で、このドライバーは4.9なのでかなり評価が高いことが伺えます。
ドライバーが到着すると、上記のメッセージが表示されます。
このメッセージが表示されているのに、ドライバーが見つからない…という場合には右上の電話ボタンで連絡してみましょう。
ドライバーから電話がかかってくることもあります。
電話は苦手…というときには【Reply】ボタンを押してテキストメッセージを送ることも可能です。
乗車後
乗車後は運賃を支払いますが、初めに提示された金額の範囲内を支払うことになります。
流しのタクシーのようにぼったくられることがないのが、Grab Taxiの良いところですね。
ドライバーが親切だと感じたり、安全運転を心がけていたと感じればチップを渡しましょう。
喜ばれますし、ドライバーの方もユーザーを評価するので、次回からのタクシーもつかまりやすくなります。
またドライバーの評価もできる限り行うことをオススメします。
評価することによってドライバーの士気も高まり、多くの人が優良な乗車サービスを受けられることになるからです。
乗車履歴の確認をしたい場合はホーム画面フッターの【Activity】をクリックします。
My Activity右側にある【History】をクリックします。
これまでの乗車履歴を確認することができます。
以前と同じ場所に行きたい時も、目的地の名前の確認をここで行うことができますね。
まとめ
今回は留学中や旅行中の移動に大いに役立つ配車アプリ【Grab】について取り上げてきました。
東南アジアで通常のタクシーを利用する場合は、ぼったくりにあう可能性もあるなど、安心して乗車できない側面もあります。
しかしGrabを利用すれば、乗車前に運賃の確認ができることや、ドライバーの信頼性が高いので、安全性もより高まるということがお分かり頂けたと思います。
セブ島を訪れる日本人の方は多いので、ぜひこのアプリを存分に活用してみましょう。
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