TOEIC不要論は全く気にしなくて良い

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英語

日本で「TOEIC」というと、TOEIC Listening & Reading Testのことを指すことがほとんどで、英検と同様に英語系試験の中では高い知名度を誇ります。

 

2010年以降は受験者が毎年年間200万人を超えており、人気の高さがうかがえます。

 


Education Career:TOEICテストの受験者数の推移は?2018年の受験者数は約266万人より引用

 

そんな中で取り上げられるのが「TOEIC不要論」で、高得点を取得している人であっても、

 

英会話ができないというケースが見られることもあり、いつからか囁かれるようになりました。

 

特に脳科学者の茂木健一郎氏がTOEICに対してネガティブなツイートを行い、幾度か「TOEIC不要」論争が起こりました。

 

 

これからTOEICを受けようと思っている人、現在まさに高得点を目指して勉強しようと考えている人にとって、

 

TOEICが不要という意見は見過ごせないのではないでしょうか。

 

せっかく勉強しても不要と言われるならやる意味がないと感じてしまいますよね。

 

果たして本当にTOEICは日本社会において不要なのか、役に立たないのかいうことについて取り上げていきたいと思います。

900点越えなのに話せないという意見

結論から言うと日本の会社で働く場合、このTOEIC不要論を気にする必要はありません。

 

TOEIC不要論を唱えている人の多くは、「TOEICで高得点なのに話せない」という部分にフォーカスしている印象があります。

 

これは至極当然のことで、TOEIC Listening & Reading Testにはリスニングパートとリーディングパートのみの試験で、スピーキングパートとライティングパートは存在しません。

そもそも相関関係がない

TOEIC高得点=英語ペラペラのような見方をされる場面が多々ありますがいくら900点を超えるような高得点者であっても、

 

話す練習や書く練習をしていなければそれらができないのは当たり前だと思います。

 

「TOEICで高得点なのに話せない」には因果関係はなく、この二つはまったく別物だと考えるのが妥当だと思います。

 

よってTOEICでスピーキングの指標を測るのはナンセンスだということが言えるでしょう。

TOEICで高得点を得ることの恩恵とは

TOEICで高得点を取得するための勉強を行ったとしても、英語がペラペラになるということをあまり望むことができません。

 

それでもTOEICで高得点を狙う人が多いのは英語が話せるということと切り離して、

 

高得点を取得することで受けられる恩恵があるからということが言えます。

 

報奨金を得ることができる

各会社によって規定は異なるものの、TOEICの点数に応じて、報奨金を社員に対して出している会社も数多く存在します。

 

一番注目を集めた例がソフトバンクで、TOEIC900点以上取得した社員に対して、100万を支給するという制度を発表しました。(2013年当時)

 

ソフトバンク、TOEIC900点以上で100万円支給
引用:J-CASTニュース

 

実際に僕が以前勤めていた会社でもTOEIC800点以上を取得していれば、

 

毎月10,000円の資格取得手当を得ることができるなど、給料に+αで反映されます。

 

TOEIC800点超えを達成して良かった4つのこと
TOEICで800点超えを達成して良かったと感じたことについて。英語関連の業務を任された経験や報奨金を得られた経験など、初受験時の325点から870点まで点数を伸ばした筆者の経験をもとに、TOEIC800点オーバーを達成して良かった4つの点...

 

日本の企業では従業員や求職者の英語力をTOEICで測るケースがあり、

 

TOEICの点数次第で大金を手にするチャンスも充分にあります。

企業の応募条件を満たすことができる

報奨金を得る以外にも、入社試験の足切り要件や昇進時の要件として使用されるケースも多数あります。

 

実際に足切り要件でTOEICの点数を使用している企業を紹介します。

 

TOEIC(R)Test
 900点
松下電器(国際広報担当)
サムスン(新入社員足切り点数)
860点 富士通(海外出張が頻繁にある営業・技術者)
三菱商事(社内留学条件)
850点 NTTコミュニケーションズ(新卒採用)
800点 日立製作所(経営幹部候補)
KDDI(事務職・技術職の配属・異動の基準スコア800点以上)
韓国HYUNDAI(新入社員足きり点数)
LG電子(新入社員足きり点数)
住友不動産(採用条件)
野村不動産(採用条件)
日本マクドナルド (海外赴任条件)
750点 三菱商事(課長クラス昇格条件)
三井物産(入社3年以内に750点以上)
丸紅(入社5年以内に750点以上)
楽天(上級管理職昇格条件)
730点 日本IBM(次長昇格条件)
住友商事(管理職昇格条件)
ソフトバンク(新卒採用)
700点 NTT東日本(新卒採用)
ファーストリテイリング(新卒採用)
三菱電機(新卒採用)
ヤマト運輸(新卒採用)
旭化成(新卒採用)
ブリジストン(新卒採用)
東京電力(新卒採用)
三菱自動車の事務職(新卒採用)
伊藤忠商事(入社4年以内に700点以上)
キリンビール(事務職・技術職の配属・異動の基準スコア700点以上)
シャープ(課長職昇格条件)
650点 日立製作所(課長昇格条件)
アサヒビール(新卒採用)
シチズンホールディングス(新卒採用)
600点 あいおい損害保険(600点で1万円、730点で2万円の手当て)
富士通(エンジニア・事業企画担当)
住友商事(600点未満の新人総合職は英語研修実施)
トヨタ自動車(係長昇格の条件)
NEC(全社員の目標スコア)
キヤノン(海外赴任者・国際業務従事者)
三井物産(入社時の最低基準)
富士通(入社2年目に社員に求める目安)
日本IBM(課長昇格の条件)
丸紅(入社5年目の条件)
日立製作所(総合職の入社2年目の期待値)
横浜ゴム(全社員の目標スコア)
日本ビクター(全社員の目標スコア)
580点 三菱商事(全社員に求める最低基準)
550点 住友金属工業(全社員の目標)
500点 帝人(課長級以上)
470点 旭硝子(課長補佐)
450点 松下電器(主任昇格の条件)

出典:1ランク上をめざそう!TOEIC(R)Test CLUB

 

表を見ても名だたる企業が揃っており、TOEICの点数が新しく仕事を始めたり、出世を目指す上でも重要な役割を果たしているということがわかります。

 

上記のような流れは今後も続くと思われ、報奨金でもそうですが企業がこうした要件を定めている以上、それを利用するということもとても大事なことだと思います。

英語を使う業務を任される可能性がある

日本の会社において英語ができる人材はまだまだ多くはないというのが現状です。

 

英語ができるという指標にTOEICが使われるケースが多いということもあり、

 

高得点を取得していれば英語に関わる業務を任せられて活躍の場が広がる可能性も大いにあります。

 

僕自身も、TOEICで800点以上を取得していたということもあり、

 

  • 技術仕様書の翻訳業務
  • Skype会議の通訳

 

といった仕事を任せられた経験があります。

 

TOEICという日本の会社においてわかりやすい指標があったからこそ舞い込んできた話で、

 

それがなければ上記のような業務を任せられていなかった可能性もあります。

 

英語に関する業務経験があると、キャリアアップを図りやすくなり、転職にも効果を発揮するもあります。

TOEIC不要論に対する意見

冒頭で茂木健一郎氏によるTOEICに関するツイートを取り上げましたが、それ以外にTOEIC不要論に対するTwitter上に上がっている意見もいくつか見ていきましょう。

 

 

TOEICのスコアがあったからこそホワイトな職場で働けているというケースです。

 

転職市場でもTOEICは重視され、これまでの実務経験+TOEICでさらなるキャリアアップやより良い条件の仕事を見つけることもできます。

 

 

違った観点でもTOEICを見ることもできます。

 

転職やキャリアアップ以外にもTOEICを通して学習仲間も作ることができます。

 

そういった仲間も代えがたい自分自身の財産になると思います。

TOEICとスピーキングの学習を両立していく

ここまで見てきたように、TOEICにはその不要論を打ち消すほどのメリットがありますが、

 

TOEICの点数とスピーキング力は比例するわけではなく、別々に捉えていくのが良いと思います。

 

そこで現在TOEICで高得点を目指して学習している人は、スピーキングの学習も合わせて行っていくと良いでしょう。

 

スピーキング力を向上させるには、単語や文法といった下字が必要不可欠となっていきます。

 

目安としてはTOEICで700点を取得することができたら、スピーキングの学習も行っていうことをオススメします。

 

800点、900点を目指しつつ、スピーキングにも力を入れていくとバランス良く英語力を向上させていくことができると思います。

オンライン英会話が最適な手段

日本にいながらスピーキング力を鍛えたいのであれば、オンライン英会話レッスンを受講することがベストです。

 

オンライン英会話をオススメする理由は、

 

  • たくさん話す練習ができること
  • 手頃な価格で受講できること

 

などが挙げられ、従来は英語が話せるようになるには留学することが一番だと言われることが多かったですが、

 

現在は上記の理由によりオンライン英会話が英会話力向上のベストな方法になってきています。

 

スクールにもよりますが、1日25分のレッスンを1ヶ月毎日受講しても価格はわずか6,000円前後とかなりリーズナブルです。

 

会話力を向上させるにはインプットだけでなく、自らのアウトプット量を増やすことが不可欠になります。

 

それを実現するうえでコストパフォーマンスが優れているオンライン英会話を利用しない手はないと思います。

 

現在多くのオンライン英会話スクールがあり、どこを選べば良いかわからない…

 

という方もいると思うので、オススメのオンライン英会話スクールを4社ほど紹介します。

 

どこも無料体験レッスンが受講できるので、自分にピッタリなスクールを探していくことも可能です。

レアジョブ英会話

僕も2013年ごろからレッスンを受講しており、オンライン英会話スクールの老舗的な存在です。

 

僕自身もレアジョブのレッスンを数年間受講してきた経験があり、それにより全く話せない状態からビジネスでも使用できるレベルまで到達することができました。

 

【実体験】半年で英語が話せるようになるレアジョブの効果
オンライン英会話スクールの大手【レアジョブ】のレッスン受講を開始してからおよそ半年で英語が話せるようになった体験について。効果を得るために半年間にどのくらいレアジョブのレッスンを受講したのかということや、効果的に受講するための方法ついて取り...

 

フィリピンの東大と呼ばれるフィリピン大学を卒業した講師や、有名外資系企業勤務経験、

 

アジア各国で英語を教えていた経験を持つ講師など、講師のクオリティはオンライン英会話スクールでも随一だと思います。

【レアジョブ詳細はコチラ】

hanaso


hanasoはレアジョブ同様フィリピンの有名大学を卒業した講師が中心に在籍しています。

 

上記の点からもレアジョブにも似た雰囲気があると感じているhanasoには、

 

過去にアメリカ資本の会社で、ネイティブのクライアント相手にコールセンターのオペレーターをやっていたという講師も在籍しており、

 

少数精鋭で英語力には目を見張るものがあります。

 

hanasoのオススメポイントの一つはレッスン受講プランが柔軟なところです。

 

オンライン英会話レッスンを始めたいけど毎日受講するのはちょっと…という方向けに、

 

25分×1レッスンもしくは2レッスンを週に2日受講できる【週2日25分/50分プラン】や、

 

週の縛りがなく1か月最大8レッスン受講できる【月8回プラン】が存在します。

 

コース 月額料金
週2日25分プラン(25分×週2日1レッスン) 4,180円(税込)
週2日50分プラン(25分×週2日2レッスン) 6,380円(税込)
月8回プラン(25分×月8レッスン) 4,400円(税込)

 

まずは焦らずゆっくりレッスンを受講したい方、オンライン英会話レッスンに慣れていきたいという方にオススメのプランが揃っているのがhanasoです。

 

【hanaso詳細はコチラ】

DMM英会話


テレビCMも数多く放映されており、抜群の知名度を誇るDMM英会話では世界各国約120カ国6,000人以上の講師を採用しており、国際色がとても豊かなのが特徴です。

 

僕自身も無料体験レッスンでナイジェリアやカメルーン出身の講師のレッスンを受講したり、様々な国の講師とレッスンをしたいという方にはうってつけだと思います。

 

業界最大手!DMM英会話の無料体験レッスンの感想
DMM.comが展開するDMM英会話の無料体験レッスン受講の感想や、オススメポイントについて。オンライン英会話スクールの老舗「レアジョブ」と匹敵する業界最大手のオンライン英会話スクール「DMM英会話」の魅力について取り上げています。

 

ネイティブキャンプ同様24時間365日レッスン受講が可能ということもあり、自分の好きな時間にレッスンを受講できるのも魅力の一つだと思います。

 

【DMM英会話詳細はコチラ】

英会話アプリも有効

オンライン英会話はリーズナブルに効率的に英会話力を向上させていくことが可能ですが、

 

いきなり外国人の講師と話すのは緊張してしまう…という方もいらっしゃるかと思います。

 

そんな時にオススメなのが英会話アプリです。

スタディサプリ


YOUTUBEやテレビでも最近CMが放映されている今話題の英会話アプリのスタディサプリです。

 

TOEICコースや日常英会話コースなど目的に合わせて英語学習ができ、費用対効果も大きいです。

 

【英語学習者必見】スタディサプリENGLISHの新日常英会話コースの魅力
テレビCMも頻繁に放映されており、知名度のあるスタサプことスタディサプリENGLISHの【新日常英会話コース】について。従来のバージョン【日常英会話コース】との違いや、新日常英会話コースのオススメできるポイントについて取り上げています。

 

一般的な英会話コースの【新日常英会話コース】においてはLv.1からLv.4までのレベル分けがされており、それぞれ

 

  1. 会話理解クイズ
  2. 単語・イディオムチェック
  3. ディクテーション
  4. 会話文チェック
  5. キーフレーズチェック
  6. リード&ルックアップ
  7. 瞬間発話プラクティス
  8. 重要表現チェック

 

といった項目で構成されています。

 

一般的には退屈になりがちな単語や文法学習も組み込まれていますが、

 

ストーリー仕立てになっており、飽きることなく英語学習を行うことができるのが魅力です。

 

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トーキングマラソン


続いて紹介するトーキングマラソンでは、日常で起こり得る会話シーンを音声プログラムと会話を行う形式で学ぶことができるのが特徴です。

 

例えば友達と映画を見にいく約束するシーンであったり、困っている様子の同僚に対して声をかけるシーンであったりと、

 

日常のあるあるなシーンを通して効果的な英会話表現を学ぶことができます。

 

【シャイでも大丈夫】楽しく英会話をするならトーキングマラソン
オンライン英会話に興味があるけど、まだ1対1で外国人講師と会話をするのには抵抗がある...そんな時にオススメなのが【トーキングマラソン】です。トーキングマラソンではプログラムされた音声と会話のトレーニングを行うことができるので、シャイな方でも会話の練習を楽しく行うことができます。

 

【スキットトレーニング】という項目が用意されており、主に3つの項目で構成されています。

 

  • RUN
    →音声プログラムと実際の1対1の会話トレーニング
  • WORKOUT
    →RUNでうまくできなかったところの復習を行う。発音判定の他、該当のフレーズが「言えた」のか、「言えなかった」のボタンが用意されており、言えるまで練習を行う。
  • RUN AGAIN
    →WORKOUTで復習が出来たら再度RUNにチャレンジ

 

アプリの中で反復練習ができる仕組みになっているので、必要な表現を体に刷り込ませていくことができます。

 

英会話フレーズも500以上に上るので、少しずつ覚えていけば日常会話もかなりこなせるレベルに到達する事ができるでしょう。

 

【2週間無料会員登録はコチラ】

スピークバディ


スピークバディは、トーキングマラソンのように音声プログラムと会話形式のトレーニングで会話力を強化できる英語学習アプリなのですが、

 

最大の特徴として音声プログラムにAI音声認識技術が用いられている点です。

 

AI音声認識技術によってかなり精密に発音内容が分析され、分析データをもとに正しい発音を身につけることができます。

 

AI英会話アプリ【スピークバディ】で会話力を向上させよう
AI音声認識技術を使用した英会話アプリとして人気が高まっている【スピークバディ】です。アプリに登場するキャラクターと会話を楽しんだり、AI音声認識技術で発音もしっかり分析されるため、正しい発音も身につけることが可能です。スピークバディがオススメなパターンや使い方についても取り上げています。

 

発音も正確に学びたい、矯正したいという英会話学習者の方も多いので、そういった方にピッタリなアプリだと思います。

 

アプリダウンロード後にチェックテストを受けることができるのですが、

 

現時点の自分の英語力にあったカリキュラムが提示されるので、よい塩梅で英語学習に取り組むことができます。

 

また、

 

  • 毎日の基本レッスン数
  • リマインド時間
  • 学習できる曜日
  • 完了予定日

 

もカリキュラムに含まれているため、自分だけでは継続が難しいという方も規則正しく無理なく学習に取り組むことが可能です。

 

【スピークバディ詳細はコチラ】

まとめ

今回はTOEIC不要論に対する見解についていくつか取り上げてきました。

 

確かにスピーキング力を測る上でTOEICを持ち出すのは相応しくないと思いますが、紹介してきた通り、

 

日本社会でまだまだTOEICの点数が重視されているということ、

 

そしてTOEICで文法力やリーディング力も測れるということもあり、一言で不要といってしまうのは少し乱暴だと思います。

 

単語や文法、長文読解といった英語力を測ることに関しては、TOEICは参考になりますし、それをベースに別途スピーキング力を鍛えていくことは十分可能です。

 

また僕自身もTOEICで800点以上取得したことで、英語を使用する仕事を任されたり、給料をあげることができました。

 

TOEIC800点超えを達成して良かった4つのこと
TOEICで800点超えを達成して良かったと感じたことについて。英語関連の業務を任された経験や報奨金を得られた経験など、初受験時の325点から870点まで点数を伸ばした筆者の経験をもとに、TOEIC800点オーバーを達成して良かった4つの点...

 

TOEICで高得点を取得することによって、思わぬチャンスを手にすることができるのは事実です。

 

インターネット上で囁かれているTOEICは不要、というようなネガティブな意見は気にせずに、着実にスコアを伸ばしてチャンスを掴んでいきましょう。

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Yuma

関東在住のSEです。

TOEIC初受験時325点→オンライン英会話や短期のセブ留学→870点取得

SE業務の他、海外取引先とのweb会議や技術書翻訳など英語に関連する業務に携わった経験があります。

自身の経験をもとに、効果的な英語学習方法やオンライン英会話情報、またITに関する情報について発信しています。

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