【失敗しない】ORACLE MASTER Silver SQL合格への勉強法

※アフィリエイト広告を利用しています。

IT

この記事の対象者

  • Oracle MASTER Silver SQL 2019に受かりたい人
  • Oracle MASTER Silver SQL 2019の勉強方法で悩んでいる人

 

先日、ORACLE MASTER Silver SQL 2019の試験に2回目の受験で合格することができました。

 

2回目の試験でも正答率68%(合格ライン:63%)と、まだまだ反省が残る結果でしたが、なんとか合格することができてホッとしています。

 

後述しますが結論としては、

 

  • 黒本を章末問題、模擬試験含め反復して学習
  • Orace Live SQLで黒本で学んだコマンドを打ち込んで動作確認

 

という黒本(ORACLE MASTER Siver SQL 2019専用のテキスト)+Oracle Live SQLを活用した学習を実施することで合格することができました。

 

今回はORACLE MASTER Silver SQL 2019を取得したい方、どのように勉強していけばよいか悩んでいる方向けに、自身の反省も踏まえながら記事を書いていこうと思います。

ORACLE MASTER Silver SQL 2019とは

まずはORACLE MASTER Silver SQL 2019の概要について軽く触れていきます。

 

IT業界で働いていると「オラクルマスター」という言葉をチラホラ耳にすることがあります。

 

オラクルマスター試験は主にデータベース関連の試験として知られていて、ブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナの4段階に分かれています。

 

その中でもOracle MASTER Silver SQL 2019はSQLに特化した開発者やデータアナリスト向けに SQL のスキルを証明する資格となります。

 

【試験概要】

試験時間 120分
問題数 78問
合格ライン 63%
受験料金 37,730円(税込)

※2023年5月時点の情報です。受験を考えている場合は必ず最新の情報を参照してください。

 

少し紛らわしいのですが、Oracle MASTER Silver SQL 2019を資格として取得するには、Oracle Database SQL (1Z0-071) 試験を受験して合格する必要があります。

 

よってOracle Database SQL(1Z0-071)に申し込んで合格することができれば、Oracle MASTER Silver SQL 2019が資格として認定されることになります。

 

このあたり混同してしまう方も多いと思うので、どの試験を受けなければならないかを明確にして頂きたいと思います。

 

受験前のSQL知識レベル

前職でもORACLE DBを使用していましたが、主にSELECT文やUPDATE文などのDML文の使用、その中でたまにテーブル結合を行うといった、ごく基本レベルでした。

 

実務で使用した経験があると言えども、細かいところまで詳しくなく、ORACLEを含むSQL関連の知識を深めていくと後々役に立つと思い、受験することにしました。

使用した教材

ORCLE MASTER Silver SQL 2019を取得するために使用した教材等を紹介していきたいと思います。

オラクルマスター教科書 Silver SQL Oracle Database SQL

 

合格するためには必要不可欠なテキストで、むしろこのテキスト1冊を繰り返し学習すれば合格レベルに到達できると思います。

 

通称:黒本と呼ばれているこのテキストは、教科書と問題集の役割を併せ持った、合格へのバイブルと言えます。

 

それぞれの単元ごとに章末に練習問題がついており、そこで知識の確認を行うことができ、

 

最後のページには総合演習として、本番試験さながらの模擬試験が掲載されています。

 

とにかくこのテキストを読み込んで問題を解くことを繰り返していけば合格に近づくことができます。

Live SQL

上記のテキストで学習しながら、実際のSQLのコマンドをたたいて動きを確認することも理解を深める上で必要になります。

 

そこでオススメなのがOracle Live SQLです。

 

Oracle Live SQLは名前の通り、オラクル社が公開しているOracleのSQLを実行できるWebアプリケーションで、

 

環境構築なしでオラクルのSQLを実行することができます。

 

これは最大の利点で、プログラミングでもそうですが、データベースの環境構築に何かと時間がかかって挫折してしまう人も多いですが、

 

環境構築が必要のないOracle Live SQLではすぐに新規テーブルを作成できたり、テーブル同士の結合を行うことが可能です。

 

すぐにコマンドの結果を確認することができれば、コマンドによる動作の理解も速まりますし、余計なストレスを軽減することにもつながります。

 

もちろん環境構築を行うことは実務を遂行する上でも重要ですが、

 

まずはSQLに慣れていきたい、試験に受かりたいという方はぜひこのOracle Live SQLを使ってみてください。

 

株式会社コーソルが執筆している記事でOracle Live SQLについて詳細に書かれているので、こちらも参照してみることをオススメします。

環境構築が不要なORACLE MASTERのSQL学習方法(Oracle Live SQL)

学習期間

1回目、2回目の受験を含めて、しっかり集中して学習して合格までに要した期間はおよそ5ヵ月です。

 

1日の平均学習時間は平日休日ともにだいたい1時間くらいで、たまに休日に2時間ほど学習していたと思います。

 

実務ではそこまで意識していないような細かい内容を身につけるのに正直苦労しました。

 

また、本試験でも細かい内容をかなり問われるので、黒本はやはり念入りに学習する必要があります。

 

他の方のブログを見ていると、知識0の状態から1か月、中には1週間で合格したという話も聞きますが、かなり優秀なケースかと思います。

 

自分の場合、間が空きながら勉強はしていたのですが、それだと内容をすぐ忘れてしまい、しっかり勉強していたのは1回目の受験時の3ヵ月くらい前からでした。

 

1回目の受験で不合格となったあとは気持ちが少し折れてしまいそこで一旦勉強を中断し、

 

再開したのは2回目の受験の2か月くらい前になってからでしたが、なんとか合格することができました。

 

ただ合格可能レベルには、少しSQLをかじったことのある方で毎日数時間の学習時間が確保できるのであれば、およそ2~3ヵ月

 

完全未経験でも3ヵ月~半年あれば到達できるのではないかと思います。

 

合格までの学習方法

学習方法自体は冒頭でも書いた通り、

 

  • 黒本を練習問題、模擬試験含め反復して学習
  • Orace Live SQLでコマンドを打ち込んで動作確認

 

というシンプルなものです。

 

黒本は勿論1周で終わりではなく、4周はしたと思います。

 

また、ただ単に練習問題や模擬試験を解くだけでなく、自分の言葉でSQLの機能の特性が説明ができるようにしました。

 

例えば、

 

ALTER TABLE文の読み取り専用モードでは、TRUNCATE TABLE文は禁止しているが、DROP TABLE文や未使用化した列の削除や制約の追加は禁止しない。

 

など、機能の特性もしっかり覚えておくと点に繋がると思います。

 

1回目の受験時におろそかにしていた部分でしたが、2回目の時にはしっかり覚えたことで自信を持って回答できた問題もあります。

反省点

ORACLE MASTER Silver SQL 2019の資格を取得するために学習してきましたが、

 

以下のことが自分の中では反省点です。

 

  • 1日当たりの学習量が少なかったこと
  • 短期集中できなかったこと
  • 苦手分野の学習を疎かにしがちだったこと

 

前述したとおり、1日の平均学習時間は平日休日ともにだいたい1時間くらいで、

 

結果として2回受験することになり、およそ5か月ほど合格するまでに時間がかかりました。

 

効率よく最短で合格するために短期集中で1日当たりの学習時間をもっと取れば良かったな、というのが大きな反省です。

 

また自分の中での苦手分野は、比較的得意な分野でカバーすれば良いと考えていたのも間違いでした。

 

確かに単元によって出題頻度の高い低いはあるものの、満遍なく点数が取れるように勉強することがやはり合格への近道です。

 

どうしてもそれまでの実務でほとんど使うことのなかった分野(ビューや権限など)は、後回しにしがちでしたが、

 

本試験でも問われることが多かったので、事前にしっかり学習するべきだったと思っています。

参考 : Ping-tは必要か

IT資格の演習問題が豊富に掲載されており、IT資格受検者の中でも人気な学習サイトPing-tですが、結論からいうと自分はほぼ活用しませんでした。

 

ORACLE MASTER Silver SQL 2019専用の問題がなく、旧試験のOracle Master 12c Bronze SQL基礎(1Z0-061)の問題で代替的に問題に取り組む人が多い状況で、

 

2022年の11月ごろに待望のORACLE MASTER Silver SQL 2019の問題がリリースされました。

 

これは試験対策になると思い数問チャレンジしましたが、黒本を複数回学習したあとでもかなり難しい印象を受けました。

 

またあくまで自分の感想ですが、2回の本試験と比較しても遥かにping-tの問題の方が難しかったです。

 

結果として588問ある中の数問解いただけでping-tを活用することはあきらめ、黒本学習+Live SQL活用に専念しましたが、

 

逆に言えばping-tの問題を全て解けるようになれば、本試験でもかなりの高得点を取得できると思うので、時間があれば徹底的にping-tの問題に取り組むのもアリかなと思います。

 

ping-tの問題の難易度の高さは有名なので、ping-tの問題が思うように解けなくても、悲観したりあきらめたりしないことが大切です。

 

ping-tにもORACLE MASTER Silver SQL 2019を取得するための勉強体験記も掲載されているので、そちらも参考にするとよいと思います。

まとめ

今回はORACLE MASTER Silver SQL 2019(Oracle Database SQL(1Z0-071))について取り上げてきました。

 

受験料も高く、テキストも分厚いですが、きっちりと学習を行えば知識の浅い方でも数か月で取得でき、実務にも活かすことができる資格だと思います。

 

自分の経験が皆さんの参考になれば幸いです。

 

※ORACLE Silverの黒本はDBAとSQLの2種類あり、今回取り上げたのはSQLの方です。

 

購入間違いに注意してください。

IT
シェアする
Yumaをフォローする
Yuma

関東在住のSEです。

TOEIC初受験時325点→オンライン英会話や短期のセブ留学→870点取得

SE業務の他、海外取引先とのweb会議や技術書翻訳など英語に関連する業務に携わった経験があります。

自身の経験をもとに、効果的な英語学習方法やオンライン英会話情報、またITに関する情報について発信しています。

Yumaをフォローする

コメント