これまでいくつかの記事でオンライン英会話の魅力について記事を書いてきました。
オンライン英会話についてまだよくわからない…と言う方に簡単な説明をしていきたいと思います。
オンライン英会話とは
従来、通学型の英会話スクールが一般的でしたが、10年ほど前に通学型のスクールに代わって台頭してきたのがオンライン英会話スクールです。
通学型のレッスン(オフライン)に対して、インターネットを利用して行うレッスン(オンライン)と言うことで、オンライン英会話と呼ばれています。
オンライン英会話サービスはレアジョブやビズメイツなどの大手のスクールが提供しているサービスで、受講者と講師がスカイプを通じて英会話のレッスンを行う形式になっています。
講師の多くは現地に住んでいるフィリピン人で、そこからスカイプを通じて日本に住んでいる受講者にレッスンを提供しています。
つまり、受講者はパソコンやスマホ、インターネットを接続する環境があればどこででもレッスンが受講でき、またスカイプ自体の利用は無料なので、低価格でレッスンを受講することができます。
会員数は年々増え続けており、特に大手のレアジョブに関していえば80万人に登っています。
1レッスンは約25分
通学型のスクールだと1レッスン60分ほどが一般的かと思いますが、オンラインレッスンは1レッスン約25分で提供されていることが多いです。
数字だけ見ると短く感じるかもしれませんが、受講者と講師の1対1のレッスンになるので、グループレッスンがメインの通学型スクールより英語を話す時間は多くなり、有意義なものとなります。
幅広い教材
教材に関しても日常会話用からビジネス用まで様々なものが用意されており、受講者にあった教材を選択することができます。
スクールやレッスンプランによって内容はもちろん変わりますが、講師からいきた英語を学ぶことができると言う点で通学型スクールに全く引けは取らないと言えます。
また指定の教材だけでなく、フリートークをリクエストすることもでき、自分が話したいトピックの表現を重点的に鍛えることができます。
フリートークを行う上で
教材を使って決まりきったことを話すより、自由に先生と英語で話してみたい!と考える方も多いかと思います。
それでこそ英会話を楽しむ醍醐味ともいえますよね。
ですが、いざレッスンが始まって肝心のトピックを考えたときに、何について話そうかなと悩むこともあるかと思います。
フリートークといえども、全く話題が決まっていない状態では会話を続けることは難しく、例えそれが日本語の場合でも同じでしょう。
話す相手にもよるかもしれませんが、まだそんなに仲良くない相手と話す場合は話題もなく、会話をつなげることに一苦労された経験をされた方も多いのではないでしょうか。
中級者以上であれば突発的な話題でもある程度対応できるかと思いますが、初級者の方においてはあらかじめ話題を用意しておいて、
講師に今日はこんなことについて話したいと事前に伝えておいた方が良いと思います。
そんな時に便利に使えるトピックを紹介していきます。
趣味について
やはり自分の趣味や好きなことであれば、話すことは増えていくかと思います。
大抵の場合、趣味について話すことが決まれば講師が、
“What do you like to do in your free time?”
(暇な時に何をするのが好きですか。)
と聞いてくることが予想されます。
その後は、
- 趣味・好きなことは何か
- それを始めたきっかけは何か
- どのくらいの頻度でその趣味を行うか
あたりの英文をまずは用意しておきましょう。
例えば、テニスが趣味な場合は、
- “I like to play tennis.”
(私はテニスをすることが好きです。)
- “I started to play tennis because one of my friends recommended me that.”
(友達の一人が勧めてきたので、テニスを始めました。)
- “I play tennis once every other week.”
(2週間に1回くらいテニスをやります。)
シンプルな英文ですが、ここから講師が話題を広げてくれると思うので、
それについて答えたりこちらからも講師の趣味について聞いてみるのも良いと思います。
その時に始めたきっかけを知りたいと思った場合は、
“What made you start〜?”
(始めたきっかけはなんですか。)
と聞いてみましょう。
この表現は、Why are you/do you〜?より自然な感じに聞こえるもので、ネイティブも良く使用しています。
中学生時代からよく耳にしていたWhy〜?は、実は問い詰めるような少しきつく聞こえてしまう表現なので、使う場合には注意が必要です。
よって相手の趣味や仕事、何かを始めたきっかけについて知りたい場合には、What made you〜?を使うことをオススメします。
仕事について
これもフリートークに使われる題材として取り上げられることが多いかと思います。
趣味と同じように、なぜその仕事を始めたのか、どんな部分が好きなのかということを取り込んで話を進めることができます。
この他にも、今自分がいる部署や仕事の状況について話をしてみても良いでしょう。
- “I’m in the sales department.”
(私は営業部に所属しています。)
- “My clients are mainly retailers.”
(私の取引先は主に小売業者です。)
- “I usually work overtime.”
(私はよく残業しています。)
こんな感じの英文から話題を広げることができます。
特に講師は、日本の残業について日本独自の文化として興味や疑問を持ったりするかと思います。
割とその部分について掘り下げた質問を受けることもあるので、あまりポジティブではありませんが、不満や大変なことも話してみるのも勉強になるでしょう。
現在は違う仕事をしていて、以前の仕事についても話したい時は、
(以前は自動車関係の会社でソフトウェアエンジニアとして3年間働いていました。)
というように少し硬い表現ではありますが、このように表現できます。
もしくは、”I used to work as〜.”を使って以前の仕事について話すのもいいでしょう。
また、講師に対して、
(なぜオンライン英会話の講師として働き始めたのですか。)
と聞いて、オンライン英会話スクールで働き始めたきっかけやこれまでのキャリアについて聞いてみても良いでしょう。
家族について
現在誰と暮らしているのか、兄弟はいるのかなども話しても良いかと思います。
(私は両親と暮らしています。あなたはどうですか。)
こんな感じで始めれば良いでしょう。
意外と知られていないのが「兄弟」という英単語なのではないでしょうか。
兄弟、姉妹と聞いて思い浮かぶのが”brother”、”sister”かと思いますが、性別で区別しない兄弟の呼び方は、
“sibling”と言います。
相手に、(性別関係なく)兄弟がいますかと聞きたい時は、
(兄弟はいますか。)
と表現します。
また、あなたは兄弟の中で何番目に生まれましたか。と聞きたい場合は、
(あなたは兄弟の中で何番目に生まれましたか。)
これは言えそうでいえない表現の一つでもあると思うので、ここでぜひ覚えておきましょう。
他に覚えておきたい表現としては、
“only child”=(一人っ子)
も一緒に押さえておきましょう。
同じトピックを違う先生と話してみよう
これは僕も以前やっていたのですが、表現や英文を定着させるために、同じトピックを別の先生とも話して会話力を向上させていました。
毎回同じ会話になることはもちろんないのですが、似たような表現を使う機会も多く、
レッスンの回数をこなしていくことで知らず知らずのうちに覚えることができます。
特に初心者、初級者のうちはあらかじめ言いたいことを用意してレッスンに臨むようにすると、スムーズに進められると思います。
なぜならいざフリートークを行うとなると思った以上に緊張してしまい、何を話せばわからなくなってしまことや、
単語力・表現不足で無言のままレッスンを終えてしまうこともあるからです。
フリートークといえどもあらかじめ何について話したいのか、
どんな英文を用意すれば良いかを準備してレッスンに臨む方が25分のレッスンを有意義なものにすることができます。
また用意した英文について先生からのフィードバックやアドバイスを受けられるので、
より洗練された表現にしていくことができ、それらを知識として蓄積させることができます。
こういった蓄積がフリートークを楽しくさせる重要な要因になるので、繰り返しレッスンを行っていくことが大切です。
これは以前の記事で紹介した「英借文」というもので、すでに使われている文章の内容を自分のことに置き換えて話すことで、
その場で考えて英文を作成するよりもあらかじめ用意したものを繰り返し使用する方が、会話力を向上させることができるというものです。
こちらは僕が以前書いた記事です。
初めのうちは,それぞれのトピックに応じて10個ほどの英文を用意しておき、経験を重ねていきながら英文を増やしていくのが良いでしょう。
余裕があれば20-30個ほど用意してレッスンに臨んで見るのも良いと思います。
用意しておくということはただ単に暗記しているだけのように見えますが、それぞれの英文を繰り返し使っていくうちに英文と英文の組み合わせができたり、
応用させることができるので会話力が磨かれていくのです。
これが初級者から中級者、さらには上級者へのステップになり、英会話がもっと好きになることができます。
話す機会を積極的に作っていきましょう!
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