日本でポピュラーな英語の試験といえばTOEICを思い浮かべる方が多いかと思います。
2000年代に突入してから、それまで英語系の試験の代名詞だった「実用英語技能試験(通称:英検)」の人気を上回り、
現在では小学生から高齢者の方にまで親しまれる試験になりました。
下記のデータは、日本でTOEIC Programを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が発表した2017年のTOEIC受験者総数のデータです。
一般的にTOEICの名称で知られているTOEIC Reading&Listening(L&R)テストの他に、TOEIC Writing&SpeakingテストやBridgeテストの受検者も含まれています。
TOEIC L&R Testだけでも240万人以上の受検者がいることがわかります。
配点は5点から990点まであり、当然ながら高得点になればなるほど、難易度は高くなり、特に日本においては評価を受ける対象にもなります。
しかし高得点を取得するのに越したことはないですが、TOEIC L&R Testは、
名前の通りリスニングとリーディングのみの試験で、スピーキングとライティングのパートは存在しません。
(先ほどのデータにもあるように、TOEIC Speaking & Writing Testも存在しますが、L&R Testと比較すると受験料も高く、そこまで浸透していないのが現状です。)
そこでTOEIC L&R Testである程度点数が取得できるようになったら、実用的な英語力向上にフォーカスすることをオススメします。
700点が区切りである理由
TOEIC L&R Test においてはいくつかのランク分けが存在します。
ここで簡単な説明を加えておきます。
- Cランク(470点〜730点)
→日常会話であれば大体の要点の理解が可能。複雑な場面だと意思疎通が難しい場合も。
- Bランク(730点〜860点)
→ある程度適切なコミュニケーションができる。業務においても英語の使用が可能。
- Aランク(860点〜990点)
→Non-Nativeとしては最高レベル。細かく複雑なニュアンスも理解できる。
ランクはあくまでも目安の一つですので、何点に達していないから〜ができない、というわけではありません。
これは逆のことも当てはまり、僕の現在のTOEICスコアは870点でAランクに入りますが、
こういったブログを書いているものの、ネイティブのレベルには程遠く、知らない表現や単語もかなり存在します。
しかし、これまで技術書の翻訳業務やSkypeでの英語会議を行った経験もあり、仕事で英語を使えるレベルには達しています。
これはビジネス英語レベルとネイティブレベルは別物で、もちろん高いレベルであることに越したことはないのですが、
ビジネスで英語を使用する場合に必ずしもネイティブレベルである必要はないためです。
僕のスコアは現時点では865点ですが、もちろんそれよりスコアが低くても、仕事で英語を使用することは可能です。
そこで一つの目安になるのが700点です。
英語の基礎はできている
なぜTOEIC700点が一つの目安になるのかというと、700点は基礎が固まっていないと取得できない点数だからです。
単語力はもちろん、リスニング力やリーディング力においても伸びしろはまだまだありますが、
スピーキングを中心とした実践的な英語力を身につけるための準備は十分整っているといえます。
会話の練習を加えれば英語力がもっと伸びる
前述した内容とかぶる部分がありますが、TOEIC700点を取得すれば基礎力の証明にもなります。
基礎力がある上でスピーキングの練習を積んでいけば、単語力や表現力にも磨きをかけることができます。
そういった意味でもTOEIC700点を超えたら速やかにスピーキングの練習を取り入れることをオススメします。
オンライン英会話が極めてオススメ
最近、「オンライン英会話」というワードをよく耳にするかと思います。
このブログにおいても何度も取り上げており、英語力を向上させたいと考えている人に受講を勧めています。
オンライン英会話のメリットは、
- 通学型スクールと比較して圧倒的に低価格
- フレキシブルに受講することができる
- ネットとSkypeが使える環境があればどこでも受講可能
という事柄が挙げられます。
手軽にレッスンを受講することができるので、年々会員は増加しています。
オススメのオンライン英会話スクールもいくつか紹介していきます。
日常英会話
まずは日常英会話から始めることになると思うので、いくつか紹介していこうと思います。
DMM英会話
DMM英会話では、世界各国約130カ国6,000人以上の講師を採用しており、
講師の国籍の豊富さでは群を抜いているオンライン英会話スクールだと思います。
僕自身も無料体験レッスンでナイジェリアやカメルーン出身の講師のレッスンを受講して、
ワールドワイドの環境で英語やその国の文化に触れることができました。
24時間365日レッスン受講が可能ということもあり、仕事で多忙な日々を送っている人にとってもレッスンを受講しやすいスケジュールとなっているのが魅力的です。
【DMM英会話無料体験レッスンはコチラ】
レアジョブ
僕自身も数年から毎日レッスンを受講しており、オンライン英会話業界では最大手の存在であると言えます。
講師の在籍数は随一を誇り、6:00-24:30の間でレッスンを受講することが可能です。
何年もレッスンを受けているということもあり、少し贔屓目に見てしまうかもしれませんが、
僕が英語を話せるようになったのもレアジョブのおかげと言っても過言ではありません。
会員数も圧倒的に多く、オンライン英会話でどこのスクールに入会するか迷っている場合は、まずはレアジョブを勧めます。
【レアジョブ詳細はコチラ】
オススメの教材は”Daily News Article”で、あらゆるジャンルの英字新聞を無料で読むことができます。
毎日記事が更新され、英字新聞を使用して学習した人にとってはうってつけの教材だと思います。
僕はこの”Daily News Article”を使用してTOEICのリーディングパートの対策も行なっていました。
ネイティブキャンプ
ネイティブキャンプは通常の4倍速で英語を習得できる学習法【カランメソッド】を主軸にレッスンを展開しており、瞬時に英語を話す能力を鍛えることができます。
そして予約なしですぐレッスンを開始できるという点はこのネイティブキャンプならではの特徴だと思います。
僕も体験レッスンを受講して、いつでもレッスン受講が可能という点には大変驚きました。
やりたい時にやるというスタンスは、モチベーションを維持する上でも重要で、
スケジュールの都合もつけやすく長続きしやすいと思います。
また会員登録後は7日間無料でどれだけでもレッスン受講が可能で、無料体験だけでも集中的にレッスン受講ができるので、
たくさん話練習をしたい方はぜひ一度試してみることをオススメします。
【NC無料体験レッスンはコチラ】
hanaso
レアジョブと同じく6:00-24:30までレッスンを開講しており、講師数はそれほど多くはないものの、一人一人の講師の教えるスキルが高いと思います。
またレッスン予約も開始5分前まで受け付けており、思い立ったときに受講できるのも魅力の一つです。
割と最近知ったスクールなので、もしもっと前に知っていたならば、レアジョブと迷っていたかもしれません。
【hanaso無料体験レッスンはコチラ】
ビジネス英会話
オンライン英会話スクールは日常会話だけでなく、もちろんビジネス英会話にも対応しています。
ある程度日常会話を行うことができるようになったら、ビジネス英会話にもチャレンジしてみたい!と考える方もいらっしゃるかと思います。
紹介した4社でもビジネス英会話レッスンを受講することはできますが、ビジネス英会話に特化したレッスンを提供しているスクールを紹介します。
Bizmates
ビジネス英会話に特化したオンライン英会話スクールという観点で見た場合、Bizmatesは頭一つ分抜けているといっても過言ではないでしょう。
レッスン受講生にも外資系に勤める社員も多いとのことで、それだけビジネスにおける英語力を磨くのに最適なスクールであると言えます。
レッスンを通じて、外国のクライアントを惹きつけるプレゼンテーションの方法や交渉方法も学ぶことができ、
すでに英語を使って仕事をしている人であっても、さらなる飛躍を目指して頂きたいと思います。
【Bizmates無料体験レッスンはコチラ】
まとめ
TOEICで700点を超えた次のステップについて取り上げてきました。
もちろん800点、900点とさらなる目標を掲げて学習することも良いですが、せっかく学習するのであれば、
使える英語力も同時に磨いていくことを忘れてはなりません。
TOEICの学習を続ければ、自然と英語を話せるようになると考える方もいるかもしれませんが、これは間違いです。
TOEICとは別に話す練習をしなければ、永遠と話せるようにはなりません。
事実900点を超えるような方でも、会話は全くできないという方も少なくないのが現状で、逆に700点台でもしっかり英語を話すことができる方も存在します。
自分が身につけた知識をどのように活かしていくかを意識しすると、学習していくのももっと楽しくなっていくと思います。
資格や点数だけにとらわれるのではなく、実用性もぜひ意識していきましょう。
【DMM英会話詳細はコチラ】
【レアジョブ詳細はコチラ】
【ネイティブキャンプ詳細はコチラ】
【hanaso詳細はコチラ】
【Bizmates詳細はコチラ】
コメント