前回、セブ島留学をオススメする理由に関する記事を書きました。

初級者〜中級者の方で、英語習得の目的で留学をされる方にはオススメのセブ留学ですが、充実した留学生活にするためには、
事前の準備で必要なことであったり、現地での生活で注意して頂きたいことがあります。
特にセブ島があるフィリピンは、近代化は進んでいるものの、まだまだ発展途上国なので日本の生活とのギャップもあります。
「日本ではできたのに、セブ島だとできない…。」なんてこともあり得るので、事前に情報を収集しておいて、理解しておくことが大切です。
道路の舗装が十分ではない
日本だと、歩道や車道はコンクリート舗装が十分になされていますが、セブ島はある程度進んではいるものの、十分ではありません。
砂利道も多く、コンクリート舗装がされていても、強度が弱く、凸凹になっている道もあります。
砂利道が多いと歩きにくさだったり、小石等で怪我をするリスクもあるので、運動靴で外をで歩く方が良いと思います。
野良犬が多い
僕も留学する前から、現地に野良犬が多いとは聞かされていましたが、想像以上に多くて驚きました。
割とサイズも大きく、複数固まっていると少し怖く感じましたが、
こちらから攻撃したり踏みつけたりしなければ、襲われることはほぼありません。
近くを通っても人間に無関心なので、特に気にする必要はありませんが、
犬が苦手という方は、初めは少し怖く感じるかもしれません。
野良犬は基本的にはおとなしいですが、触ったりすることは控えた方が良いです。
病原菌を持っている可能性が否めないということと、可能性としてはかなり低いですが、狂犬病に感染している野良犬も存在するからです。
狂犬病は致死率100%とも言われている病気で、狂犬病に感染している動物に噛まれると、感染します。(犬だけでなく、他の動物や人間にも感染します。)
しかし、狂犬病に感染している犬はあからさまに挙動が不自然なことが多いので、
見分けるのはそこまで難しくないと思われます。
僕はみたことはないですが、特徴として
- うめきながらよろよろと歩いている。
- 白目を剥きながらよだれを垂らしている。
といったことが挙げられ、明らかに様子がおかしいそうです。
狂犬病の予防接種は日本でも打つことができ、僕も渡航前に予防接種を行いました。
しかし抗体が体の中に出来上がるまで、数回ワクチンを接種しないといけなかったり、(2,3回で数万円かかります。)
狂犬病に感染した野良犬に遭遇する確率が極めて低いということもあり、接種が必須というわけではありません。
実際、留学中に僕の周りで狂犬病ワクチンを渡航前に接種した人は一人もいませんでした。
よってこれに関してそこまで神経質になる必要はありませんが、念には念を、という方は接種しておいても良いかもしれません。
日本の風邪薬が効かない
日本とフィリピンの風邪ウィルスの方が違うため、フィリピンで風邪をひいても、日本の風邪薬では効果がありません。
僕もセブ島に滞在中熱は出ませんでしたが、咳と喉に痰が絡むようになったので、
日本から持ってきた風邪薬を服用しましたが、1週間服用しても一向に症状はよくなりませんでした。
そこで現地のジャパニーズホスピタルで診察を受けて、風邪薬と抗生物質を数日間服用したところ、症状は治りました。
よって具合が悪い時、特に風邪気味の時や発熱した時は、
日本の風邪薬ではなく、現地の病院で診察を受けて薬をもらって来ることをオススメします。
具合が悪い時に、多分大丈夫だろうという素人判断はせずに、早めに病院に行くようにしましょう。
あらかじめ保険に入っていれば、診察もキャッシュレスで行うことができるので、海外旅行(留学)保険には必ず加入しておきましょう。
加入してない場合は、膨大な受診料を請求される可能性があるので、渡航前にしっかり加入手続きをするべきです。
どこの会社の保険をどのようにかければ良いかわからないという場合、
短期的な留学で保険に入るときにオススメなのが損保ジャパンです。
多くの種類の保険をかける必要はなく、僕は損保ジャパンで、
- 治療費用
- 賠償責任
- 携行品損害
の3つの項目に3ヶ月間保険をかけていました。
保険の種類は数多くありますが、フィリピン留学を行う際は上記の3つで十分かと思います。
損保ジャパンのサイトで、各保険のプランのシミュレーションができるので、試してみることをオススメします。
ノートやメモ帳の紙質が高くない
これも見落としがちですが、学習をする点では重要なことです。
ートやメモ帳は前述したショッピングモールの文房具コーナーで購入することができますが、
日本のようなサラサラとした紙質では無く、全体的にザラザラとしています。
もちろん書けないということは無く、慣れてしまえば問題ないと思いますが、
日本のノートに使い慣れていると違和感を感じるかと思います。
留学中、単語や文法を書いて覚えるという作業はもちろんのこと、
エッセイを書く機会も発生すると思うので、あらかじめ日本から数冊は持ってきておいたほうが無難です。
僕は3ヶ月の滞在期間でしたが、B5のキャンパスノートを2冊日本から持参し、足りなくなったのでもう1冊現地で購入しました。
トイレットペーパーが流せない
日本で生活していると、用を足した後、トイレットペーパーをそのまま流すということは当たり前かと思いますが、フィリピンでは異なります。
使用済みの紙は、便器に流すのでは無く、横に設置されているゴミ箱に捨てるのが一般的です。
紙は流せないこともないのですが、パイプに詰まりやすく、水漏れや汚水の逆流を引き起こし、後始末が大変になってしまいます。
一度詰まってしまうと、修理するのに時間がかかることも多く、紙は極力流さないようにしましょう。
日本のようにウオシュレットが設置されていることはほぼ無く、
近代的なショッピングモールやホテルにおいても、通常のトイレットペーパーを使用することになります。
こういったインフラがフィリピンではまだまだ整備されていないということも心に留めておく必要があります。
水道水が飲めない
むしろ水道水が飲める国の方が珍しいと思うので、日本がどれだけ恵まれているかがわかると思います。
(水道水が飲める国は日本を含めて15か国ほどだそうです。)
フィリピンの水道水には人間の体に有害なアメーバやバクテリアが多く含まれており、
飲むとほぼ100%深刻な腹痛を引き起こし、ひどい時は数日間の入院を要する時もあります。
水道水は絶対に飲まないようにしてください。
また、口をゆすぐ時やうがいをする時も飲み込まないように十分注意しましょう。
僕は大丈夫でしたが、それだけで具合が悪くなったという人もいたので、不安な人は購入したミネラルウオーターや、
寮や学校に設置されているウオーターサーバーの水でうがいや歯磨きをすることをオススメします。
生理用品の質が良くない
これは語学学校の留学前ガイダンス資料に掲載されていた内容です。生理用品自体はドラッグストアで購入できますが、日本の製品と比較すると質が劣っているようです。
よって女性は滞在期間に合わせて日本から相当数を持ち込むようにした方が良いでしょう。
流しのタクシーによるぼったくり被害
流しのタクシー=道端で拾うことのできるタクシーは、外国人観光客や留学生に対して運賃のぼったくりをする可能性があります。
これも減ってきてはいるようですが、日本のタクシーとはやはり違うので、まだまだ注意が必要だと思われます。
ぼったくりといっても、運賃は日本と比較するとはるかに安いので、そこまでの痛手にはならないかもしれませんが、極力避けたいものです。
そこでオススメなのがGrab Taxiです。
Grab Taxiとは、タクシーの配車アプリで自分の現在地に、タクシーを呼ぶことができるアプリで、【Grab】というマレーシアとシンガポールに本部を置く会社が運営しています。
タクシーの配車アプリといえば、【Uber】が世界的に有名ですが、このGrab Taxiは東南アジアで事業を展開しており、セブ島においても使用することができます。
僕も滞在中、このアプリにはお世話になり、特に夜間の移動時には助かりました。
東南アジアでは日本と比較するとタクシーの料金が圧倒的に安いので、現地で移動する場合はGrab Taxi経由のタクシーを呼んで移動することをオススメします。
このアプリの良いところはタクシーを呼び出すときに、
- 目的地までのおおよその料金
- ドライバーの身元
- これまでのドライバーの評価
といったことを確認することができ、それゆえユーザーからの信頼度も高くなっています。
ドライバーからしてみれば、自分の評価に繋がるので、乗客に対して親切に接してくれる場合が多く、乗客も運賃をぼったくられる恐れもほぼありません。
意外と知らない人も多いので、ぜひ忘れずにアプリをインストールしておくようにしましょう。

文化の違いを受け入れることも必要
フィリピンだけではなく、アメリカやイギリスのような先進国へ留学する場合も、日本との違いにカルチャーショックを受けるかもしれません。
現地で生活するには、当たり前ながら現地のしきたり、習慣を受け入れる必要があります。
留学することで語学力だけではなく、文化の違いを受け入れることによる適応力も身に付けることができます。
留学生活の中で遭遇するカルチャーショックや、新たな発見も新鮮な気持ちで楽しんでみましょう。
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