TOEICを受検されている方で、初受検から点数は上がっているものの、なかなか700点台から抜け出せない…と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
僕自身800点に突入する前は、725点、745点、790点と、確実にスコアは伸びているものの、どうしても800点に届かない状況が続いていました。
その後、2017年の9月受検時にようやく820点を取得することができ、700点台のトンネルを抜けることができました。
よく言われる「800点の壁」で、かなり近いスコアにはたどり着いても後一歩届かない、という方が僕の周りにいたり、Twitterでもそういう投稿を見かけます。
700点台まではコツコツ学習を続けていったら到達できたけど、そこから800点までがとても遠かったという意見も少なくないように思います。
場合によっては長い道のりになるかもしれませんが、例えそうであったとしても800点の壁を突き破ることは可能です。

今日は700点台からなんとか800点に到達したいという方向けに、対策方法を書いていきます。
700点台に到達していれば学習方法は確立されている
700点台に到達できているのであれば、土台は固まっており、学習方法はしっかり確立されていると言えます。
この点数(700点台)を取得するためには、相応の単語力や文法力を持ち合わせていて、リスニングやリーディングにもある程度対応ができる必要があります。
よってこれまでの学習方法+αで、800点台に持ち込める可能性は十分にあります。
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スコアアップのカギはリーディング
一概には言えないものの、多くの受検者の方はリーディングパートよりリスニングパートで点数を稼いでいる傾向があります。
リスニングパートが試験の前半部分で集中力が保てていたり、必ず一回は設問を聞くことになるので、なんとなくでも答えることができる、というような理由もあるかもしれません。
ちなみに僕が745点数を取得した時は、
- リスニング460点
- リーディング285点
でした。
700点台を取得していても、二つのパートにかなりの点数差があることがわかると思います。
そこから僕もリスニングよりリーディングに比重をおいて対策を行なっていき、直近では865点に到達することができました。
その内訳は、
- リスニング435点
- リーディング430点
とバランスよく取得することができました。
700点台までは、リスニングで稼いでリーディングの不足分を補うということも一つの手法ですが、800点オーバーを目指すとなると、両パートのバランスが重要になっていきます。
リーディングパート、特に長文問題が出題されるPart7に少なからず苦手意識を持っている場合は、重点的に対策を行なっていくことをオススメします。
Part7対策本に取り組む
僕自身それまでTOEICの対策本は特に使ってきませんでしたが、いつまでも700点台で停滞しているわけにもいかないので、Part7の対策本を買うことにしました。
2019年4月実施の試験で865点を取得しましたが、その1ヶ月前に1冊購入しました。
TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part 7
これまでなんとなく読んでいた長文問題ですが、この本を使用したことで自身を持って問題に取り組むことができました。
もちろん小手先のテクニックではなく、しっかり単語力や文法力をつけた上でこの本で学習を行えば、リーディングパートで400点以上も狙えるはずです。

使っていった中でオススメのポイントは
- 設問タイプ別の攻略方法が明確になっていること。
- 不正解の選択肢を見抜く方法が簡潔になっていること。
が挙げられ、自分自身読解力が確実についている感覚を味わえることができます。
これまで長文対策といえば、公式問題集を解いてその中の単語やイディオムを覚えるに留まっていましたが、もっと早くこの本に出会って長文対策を行なっていればなあと感じました。
長文対策をしっかり確実に行いたいという方はぜひ購入することをオススメします。
日頃から長文を読む習慣をつける
わかっていてもいざやろうとするとめんどくさいと感じてしまいがちですよね。
しかし、テスト前に慌てて読んでいこうとしてもスムーズに読むのはなかなか難しいと思います。
先ほど紹介した【TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part 7】のような長文対策問題で学習する以外に、長文を読む習慣をつけることをオススメします。
やはり日頃から読んでおくと、単純に慣れることができるので、テスト前でも慌てることがなくなっていくと思います。
Daily News Article/レアジョブ
オンライン英会話スクールの【レアジョブ】が発行している”Daily News Article”は毎日更新され、エンターテイメントからAIなどの最新の時術に関する話題まで、幅広く扱っているのが特徴です。

話題の豊富さもさることながら、
- 長すぎず、短すぎずちょうどいい英文量になっている。
- 無料で読む事ができる。
という点も非常にオススメです。
1記事もおよそ5分前後で読み切ることができるので、これから英字新聞にチャレンジしたいという方にもうってつけの教材になります。
多くの話題に触れていくことも、速読の手助けになっていきます。
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リーディングパートの取り組み方
リスニングパートに関しては順番に音声が流れていくため、そのまま問題を解いていくことになりますが、リーディングパートについては解き方の順番が話題になることが多いと思います。
- Part7から先に解いていくべきだ。
- Part5から順番に解いていって問題ない。
僕個人の意見を言えば、時間配分に気をつけて順番に解いていけば良いと考えています。
理由としては先に解きやすい問題(Part5 & Part6)を片付けておくと、精神的余裕が生まれ、後の問題に集中しやすいためです。
おおよその時間配分を紹介していきます。
- Part5 & Part6→20分
- シングルパッセージ→20分
- ダブルパッセージ→15分
- トリプルパッセージ→20分
この時間配分でPart7の最後の問題(トリプルパッセージ)を解き終えることができますが、時間ギリギリではあるので、可能であればPart5とPart6で5分ほど時間を短縮できるのが理想です。
ちなみに2019年4月に受検した時は、Part5とPart6を15分で解き終えることができ、Part7は上記の時間配分で解き終えることができたので見直しの時間を持つことができました。
受検された経験がある方は知っていると思いますが、Part7の長文問題は、
- シングルパッセージ
- ダブルパッセージ
- トリプルパッセージ
の3つで構成されており、文字通り、シングルパッセージは1つの文章、ダブルパッセージは2つの文章、トリプルパッセージは3種類の文章で構成されています。
それぞれ現時点で問題数は以下のテーブルのようになっています。
文章数 | 問題数 | |
---|---|---|
シングルパッセージ | 10セット | 29 |
ダブルパッセージ | 2セット | 10 |
トリプルパッセージ | 3セット | 15 |
人によるかもしれませんが、解きやすい問題(シングルパッセージ)を素早く解いて、あとでゆっくり難しい問題(ダブルパッセージやトリプルパッセージ)に時間をかける方が効果的かと思います。
実施回によってシングルパッセージがトリプルパッセージより難しいということも考えられますが、
基本は、
- シングルパッセージ
- ダブルパッセージ
- トリプルパッセージ
の順番で解いていくことをオススメします。
まとめ
TOEIC700点台から800点台に突入するための方法としてリーディング対策を行うべきだと紹介しました。
700点台までは得意なパートで補うことができるものの、800点、それ以上を目指す場合は、単語・文法・リスニング・リーディングがバランス良くできる必要があります。
そこで多くの人が苦手意識を持つPart7に特に注力することによって、800点が見えてくると思います。
現状700点台で停滞している方は、今回紹介した参考書における学習や、試験の時間配分を意識してみることをオススメします。
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