英語を上達させるために、いろいろなことに取り組んでいる人は多いと思います。
英会話カフェに通ったり、オンライン英会話レッスンの受講、さらには語学留学など、英語力を向上させるための手段は多く溢れています。
しかしながら色々試したけど、どれも思うような効果が得られなかったという人も決して少なくはないでしょう。
選択肢が多いからと言ってやたらめったら手を出すのも効果的とはいえません。
今回は皆さんが行っている英語学習を最大限活かして、英語を上達させるために是非とも心がけてほしいポイントについて取り上げていきたいと思います。
継続がいちばんの力になる
結論を言うと、今行っている学習をコツコツ継続することが一番の英語上達のための近道となります。
今使っているテキストがあればそれをやり通す、オンライン英会話レッスンで毎日プランを受講しているのであれば、それを毎日受講していってください。
シンプルすぎて拍子抜けするかもしれませんが、これが一番ベストであり、それと同時に一番難しいことだと思います。
皆さんの周りでも英語に限らず新たに勉強を始めて意欲的に取り組んでいる方がいらっしゃるかもしれません。
しかしながらそれを数週間、数ヶ月間後に継続できているか聞いてみると、継続できている人はそこまで多くなく、尻すぼみになっていくケースが多々あると思います。
それだけ継続すると言うことはシンプルでありながら大きな壁として立ちはだかるものだと思います。
自分のレベルに見合った量で継続する
継続することが大切だからと言って、かなりの量の学習を継続することはあまり得策ではありません。
むしろこれこそが継続の妨げになっているケースも多いからです。
特に普段仕事をされている方であれば、毎日の学習時間を確保するだけでも大変なのに、
時間や量のプレッシャーが重すぎるとモチベーション自体が大幅に低下してしまう可能性があります。
そして徐々に学習量が減り、挙げ句の果てに完全にストップしてしまうという事態になりかねません。
自分にある程度負荷をかけることも大切ですが、常に同じ量をこなせるとは限りません。
今日はせめてシャドーイングを5分だけやろう、英字新聞の2パラグラフ分だけ読もうというような学習量の配分も継続できるかどうかに大きく関わっています。
また同じ学習時間・量であったとしても一度にやるのか、分けてやるのかで大きく異なってきます。
- 1週間のうち1日だけ7時間勉強
- 1週間毎日1時間ずつ勉強
どちらも1週間で合計7時間の勉強時間ですが、効果的なのは後者です。
やはり一度に大量にやるより数日に分けて学習したほうがプレッシャーも感じにくく、無理なく学習することができますよね。
このほか、人の記憶にも関係しており、【エビングハウスの忘却曲線】という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
これは人の記憶について示したもので、一度覚えたことをどのくらいで忘れてしまうのかということを数値化しグラフで表しています。
グラフが指し示していると通り、
- 20分後には42%忘れる
- 1時間後には56%忘れる
- 9時間後には64%忘れる
- 1日後には67%忘れる
- 2日後には72%忘れる
- 6日後には75%忘れる
- 31日後には79%忘れる
と言った結果になっているので、1週間に1回時間をかけて学習したことであっても、1週間後には75%以上忘れていることになります。
この結果を見れば、一度にかなり時間をかけて学習し、その後はほとんど学習しないというやり方は非効率だということがわかると思います。
無理なく計画的に学習することが学習効果を高め、挫折するリスクを減少させてくれます。
はじめはできなくて当たり前
何事もそうですが、初めのうちはできないことは全然普通だと思います。
特に英語に関してはなんとなくできるようになるまで時間がかかり、その段階で挫折してしまう人が多いように思います。
- 少し勉強しても英語が話せるような気配がない
- 自分には英語は向いていない。
こんなふうに考える必要はなく、才能がある、ないは関係ありません。
繰り返しますが、全てのことは継続することによって、はじめはできなかったことでもできるようになるので、念頭に置いておくようにしましょう。
まとめ
今回は英語を上達させるためのたった一つの大切なポイントとして、継続することについて取り上げてきました。
具体的な英語学習方法の提示はしていないので、物足りないと感じた方もいるかもしれませんが、
英会話教室、オンライン英会話、シャドーイングさらには英会話アプリなど手段は数多くあるので、それらを最大限活かしていくための継続の重要性を説いてきました。
手段はあくまで手段であり、ここまでやったから全てOKということになるわけではありません。
コツコツと継続して長い目で英語学習を楽しんでいきましょう。
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